地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

最後の山トレーニング

2009年12月26日 | Weblog
伊勢詣で直前の最後の山トレしてきました。

ひと足先に大阪から出発する170kmチームの道程をたどってみましょう。
まずは自宅を出て旧奈良街道をひたすら生駒山に向かって東へ向かいます。
伊勢迄歩講の出発点は玉造稲荷神社で、そこから奈良街道を進むのですが、私の家は玉造神社より東にあるので、自宅からそのまま東へ。

基本的に国道を歩くので、交通量は多いし空気は悪いのですが、歩き進むにつれてだんだんと生駒山が大きく迫ってきます。


自宅を出た時は、近鉄の枚岡(ひらおか)駅付近から枚岡公園の方を通り、暗(くらがり)峠を抜けて宝山寺へ出るルートをイメージしていのですが、歩いてる途中で地図を落としてしまいました。。。

ひたすら国道を枚岡に向かって歩いていると、「枚岡神社」という看板があったので、とりあえずそっちへ行ってみました。
「暗峠」とかいう標識があればいいのに、全然そういうのはないので、とりあえず目印スポットとなる神社へ。


行ってみると意外にも立派な神社でした。
梅林が有名らしいです。
そして近鉄枚岡駅のまん前。







狛犬の代わりに牛?





もう片方は鹿?(しかも親子?)





すぐ横にハイキングコースがあるらしく、ここまでくるとちらほらハイカーも見かけます。







ところで暗峠へ抜ける道はどこなんだ?
駅のそばにあった地図では、枚岡神社に向かって左側の道を上がっていくことになっていますが、住宅が密集する結構細い道ならあるけど、標識ないから分からない。
もう今日はこのまま枚岡駅から電車に乗って帰ってしまおうか、どうしようかと思案。

とりあえず、もう少し様子を探ってみることにしました。
「枚岡神社」の看板があったところまで戻り、そこから上に伸びる道を少し進んでみてまた引き返せばいいか、と。

ここからは急勾配。




ここは一応国道308号線みたいです。





地図を落っことしてしまったので、自分が予定していたルートが308号線だったのかどうか…。
違うような気がするんですが、とりあえずもう少し先まで歩いてみましょう。

車1台通ると幅いっぱいの狭い道です。


おや?合っているようですね?




暗越って、暗峠と同じことかな?

何人かハイカーと出会いましたが、尋ねるでもなく進んでみました。



なぜここにトーテムポール?
なぜ鬼太郎?





この赤い橋は新豊浦橋というそうです。





標識発見。



生駒山上までは3kmか。
暗峠の距離を教えてほしいよ。


とりあえず暗峠にチャレンジ!

ここ、ほんとに勾配が急でしんどいんです。
体を半分に折って上る感じ。



生駒は低い山ですが、それでも禊場やお寺やお地蔵さんがたくさんあり、やはり山というのは神聖な場所なのだなと思いました。





左へ行くと髪切山善光寺。



なにやら昔鬼が住んでいて悪さをしていたのですが、とある行者に懲らしめられて改心して髪を切ったとか。



棚田へ抜けました。




勾配がゆるやかになると楽ち~ん



民家もあるけど、まだまだ暗峠は続きます。






とある民家の軒先では、かぶらぬか漬けなど売ってました。




いやあ、しかし昔の人はお伊勢さんに参るのにいくつも峠を越えるのは大変だったろうね。
今みたいにハイテク装備もないし。
名前の通り暗い道で、追いはぎも多かったみたいですし。
まさに命がけ。





お?
そうこうしているうちにどうやら峠のてっぺんへ到着したようです。
ちょっとした休憩処があります。



昔はこの辺りに茶店がたくさん立ち並んで大層賑わっていたそうですよ。



犬とだいこん。



このワンちゃんがたまらなくカワイイ



ワンちゃんのそばには下りのトンネルです。
ひゃっほ~
勾配きついんで思わず駆け下りちゃいます。





大和郡山藩も参勤交代で通ったこの道。
藩主が休憩した本陣跡あり。





いい眺めです。
信貴生駒スカイラインかな?







街道沿いにはところどころ、「おいせまいり」と書かれた札がぶら下がっています。





距離書いてくれよ…。





途中で先日行った宝山寺方面へ抜ける道もあったのですが、悩んだ末まだ行ったことない南生駒駅方面へ行くことにしました。
距離が書いていないので不安ですが、足の疲れ具合的には結構大丈夫そうだったので。



楽しそうですね。
一応かかしさんですか?





やっと峠を抜けて広い下り道路に出たと思ったら、また暗い竹林が。





竹林を抜けるとまたひらけた場所に出ました。




昔ながらのたたずまいの大きなおうちや、




ちょっとおしゃれなお店があり、





柿がなっておりました。



渋柿かな~?



ここは人工池だと思うのですが、奇麗です。
紅葉のころにくればよかったね。





ところで峠からずーっと道を下ってるのですが、南生駒駅には一体いつ到着するのでしょう


行けども行けどもたどり着かず。
でも山を下っているのだから、下まで行ったらきっとなんとかなるはず。
ほとんど人も歩いていないので尋ねることもできず、ひたすら山を下ります。


途中でようやく出会ったじいちゃんに聞くと、「このまままっすぐや。信号渡ってな、橋渡ったらええねん」とな。
どうもありがとうございます。

そういやしばらく信号なんて文明の利器見てないな…。
「通学路」とか書いてあるので、近くに学校もあるんだろうし、そろそろバスぐらい通っている道に出るかと思われます。

おじいちゃんに言われた通りひたすらまっすぐ行くと、出ました信号のある道路に。


ようやく南生駒駅にとうちゃ~く



ここを本日の終着点とします。
(さすがにここからさらに大阪へ歩いて帰れというのは勘弁願いたい。)


よくがんばったよ、私。
今日の歩行距離はどれぐらいだろうか?
峠はきつかったけど、距離的にはそれほどでもないから、15km?20km?


前回生駒に登った時にはふくらはぎがものすごい筋肉痛になりましたが、今回はわりと大丈夫そうです。
駅での移動にも階段を使う余力あるし。

意外と大丈夫やわ、私。

しかし伊勢参りでは初日はこの3倍ぐらい?大晦日はこの6倍ぐらい?しんどいかと思うとまさに気が遠くなりますが、大丈夫だと信じてがんばりませう。

靴ずれやマメも全くないので、靴下とトレッキングシューズはOKです。


では年末行ってきますね。
よいおとしを。

今年もあさ吉さん英語落語独演会

2009年12月24日 | Weblog



昨年に引き続き、今年もこの季節に開催された桂あさ吉さんの英語落語独演会に行って参りました。
今年の相棒は、先日落語デビューを果たしたばかりのまりりんさんです。


独演会と言いましても、何人かの噺家さんが登場するのが常です。
今年は桂福丸さんと桂三輝(サンシャイン)さんです。
合間に豊来家玉之助さんの獅子舞が入ります。




まずトップバッターは若手の桂福丸さん。
「天狗裁き」というおなじみのお話を英語で披露したのですが、これまた発音もうまければ、落語もうまい!
太鼓判です!

続いて登場したカナダ人の桂三輝さん。
英語がうまいのはもちろんのことですが(っていうかネイティブ)、この人は天性のものを持っています!
めちゃめちゃおもしろかったです
無理に場面設定を日本にせず、カナダの日常を取り入れてて、本当に面白かった。
さすがに表現力あるわ~、欧米人。


さて…、

本日の主役の桂あさ吉さんでございますが。。。


昨年も彼の英語落語による「茶の湯」を聴いたんです私、はい。
その時正直落第点だと思ったんです、はい。
なんだか練習不足の感が否めなかったので。

今年は1年経ってるからしっかり練習して板についてるかなと、淡い期待を胸に臨んだのですが…、

裏切られました。


上達しとらんぞ、あさ吉!


続く「辻占茶屋」というお話も、「あれ?もう終わったの?」とびっくりするぐらい唐突に終わりました。
オチはどこ行ったんですか?
日本語でも元々そんな話?


コホン。
私はここ2年ぐらい?あさ吉さんを応援しており、何度も寄席に足を運んではいるのですが、ぶっちゃけ落語うまくないですよね?
英語の問題ではなく、日本語でやっても彼の落語ってこんな感じですよね?

なんか、淡泊というかなんというか。
人物描写ができていないので、今誰の台詞を言ってるのかつかめません。

初めて英語落語&あさ吉さんの落語を聴いたまりりんさんも同じ意見でした。


翌日、あさ吉さんのブログのページに書きこまれたコメントを見ても、「(落語会として)とてもおもしろかったです!」「あさ吉さんの笛を吹く姿が素敵でした!」みたいな感じで、誰もあさ吉さんの落語ほめてないやん。。。

福丸君と三輝君のお陰で英語落語会自体は大変に面白いものとなり、初めての英語落語で多少の不安を感じていたまりりんも満足な出来栄えでした。
…あさ吉さんの落語以外は…。

ん~、でもあの頼りない感じとかがまた魅力なのでしょうか。
ファンも辛抱強く支えて行くべきでしょうか。

決意を新たに・・・

2009年12月19日 | Weblog
カミーノ前哨戦として無謀にも申し込んでしまった、第37回伊勢迄歩講(いせまであるこう)。

本日は、玉造稲荷神社にて結団式&メンバー顔合わせでした。

玉造稲荷神社は自宅から徒歩で30分弱のところにあります。
当然徒歩で行って参りました。
どんな時でもトレーニング。

これはどんなイベントなのか簡潔に説明しますと、年末に大阪玉造神社を出発し、旧伊勢街道をひたすら歩いて元旦に三重県の伊勢神宮の内宮に到着する、というお参りイベントです。
講と呼ばれる班・グループに分かれて歩きます。

ちなみに2コースありまして、大阪から出発する170kmコース(定員60名)と奈良から出発する100kmコース(定員20名)です。

私はさすがに自信がなかったので100kmコースに申し込みました。

170kmコースは12/28に出発、100kmコースは12/29奈良の長谷寺に集合し翌朝出発、共に年が変わる直前に伊勢神宮の内宮に到着し、カウントダウンをし、解散式を終える元日の午前3時ごろに現地解散予定。

はい、かなりの苦行です…。


さて、玉造稲荷神社に集合したメンバーを見て、「やはり」と思いました。
参加者の年齢層の高さに、です。

ほとんどが50代と60代ではないでしょうか。
運営事務局のスタッフは現役大学生によるボランティアなので、かろうじて若い雰囲気が出ておりましたが。

そしてさらにショックだったのは、私は第7講なのですが、9人のメンバーのうち女性は私1人でした…。
かろうじて2名、20代の男性が含まれておりましたが、本日の結団式は欠席していたので、50代・60代のおじさんたちの中に一人ぽつん、みたいな…。

しかも170kmコースはすでに60名の定員が埋まっていたのに、100kmコースは今年はなぜか9名のみ。
例年より参加者が少ないそうです。

みなさん何度も参加経験がある、もしくは普段から山登りなどされている方々ばかりなので、男ばかりの講でついていけるか心配…。
まあ遅れたら遅れたで、スタッフが付き添ってくれるはずですが。
(奈良の山奥で一人道に迷う事態だけは絶対に避けたい。

会場では、宮司さんのご挨拶に続き、ひととおり行程や持ち物の説明の後、各講で自己紹介や質疑応答。
同じ講なのに誰もメールアドレスや電話番号の交換はせず、「じゃ、当日よろしくお願いします」で解散。
意外と交流深まらず…。
ま、それなりに親切そうな方はいらっしゃいましたけど。


100kmへの不安と、メンバー構成に若干へこんでいた私ですが、ひとつとっても嬉しい発見が

第5講の先達さん(=各講を引っ張っていくリーダー)は、先日のカミーノ友の会の会員Mさんではございませんか

御年75歳、伊勢迄歩講参加回数最多の20回!
カミーノも何度も歩かれているエキスパート中のエキスパートです!
きゃ~。

実は先日会員さんからMさんのメールアドレスも教えて頂いていて、カミーノ前に教えを乞おうと思っていたところでした。


講は違うけど、「先日カミーノ友の会でお会いしたHikkiです!私は100kmコースですが、どうぞよろしくお願いします!」と早速ごあいさつ。
あ~、素敵やわあ、Mさん。
Mさんが参加されると知っていたら、無理してでも170kmコースに参加して、事務局のTさんに「お願いです!Mさんと同じ講にして下さい!」ってわがままなお願いしたのにぃ。

Mさん登場で急にテンションが上がり、帰りもしっかりウォーキングしました~。


ちなみに先日のカミーノの集い写真がHPにアップされています。
(注:当面の間、リンク開いたら自動再生モードになって音楽が鳴ると思います。)

http://camino-de-santiago.jp/


御覧の通り、かなり年齢層高いです。
(Mさん渋い!かっこいい!
(やべ。まだハビエルさんにメールしてない。



伊勢迄歩講の方もHPが立ち上がっており、現地から掲示板に書き込みをして実況中継できるようです。
(たぶん書き込みしてる体力的余裕なんかない…。)


http://isemadearukou.web.fc2.com/


超無謀な挑戦を前に、体力面と装備面での準備に慌ただしく私の2009年は暮れてゆきます…。

吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎@京都四條南座

2009年12月18日 | Weblog


この冬一番の寒波到来で、雪交じりの北風が吹きすさぶ中、休みを取って同僚のSさんと京都の南座へ歌舞伎を観に行ってきましたよ。

京の師走の風物詩、吉例顔見世興行を見ないことには無事に年は越せまへんなあ。
(実は初めてですけど、吉例顔見世興行。


あろうことか、デジカメを持って行くのを忘れ、師走の風物詩である南座に掲げられた「まねき」の写真すら撮らず…。
というか、電車が遅れたせいもあり、南座に到着したら慌ただしくチケット発行機へ向かい、その後さらに慌ただしくイヤホンガイドをレンタルし、慌ただしく中へ入ったので、まねき自体じっくり見ていませんでした…。

で、中に入ってから旧式で写りの悪い携帯のカメラで撮影。


うわ、激しくピンボケ!
あのね、年末だからだと思うんですけどね、役者さんの名前を書いたこれ(なんて言うの?)がずらりと2階に並んでるんですよ。
ご祝儀袋がくっついてるこれ、なんて言うんですか?(まったくもって不勉強。




私たちのチケットは2等席B。
場所は3階の4列目。

一応Picasaで編集してシャープにしてみたのですが、ことごとく写り悪いです。。。








思い起こせば、2年ぐらい前に東京の歌舞伎座で留ちゃんと歌舞伎観て以来です。
あの時は今(いつもか)話題の中心にいる海老蔵が出てたよなあ。
好き嫌いはともかく、遠目に見ても1人だけ妙に男前やったよなあ、海老蔵。


さて、今回の演目&出演者はこちら。

第一 佐々木高綱(ささきたかつな)
           佐々木高綱  梅 玉
           馬飼子之介  翫 雀
        佐々木小太郎定重  愛之助
            鹿島与一  薪 車
           高綱娘薄衣  梅 枝
          高野の僧智山  東 蔵
         子之介姉おみの  秀太郎


第二 一條大蔵譚(いちじょうおおくらものがたり)
   檜 垣
   奥 殿
          一條大蔵長成  菊五郎
           吉岡鬼次郎  松 緑
            女房お京  菊之助
         勘解由女房鳴瀬  吉 弥
           八剣勘解由  團 蔵
            常盤御前  時 蔵


第三 お祭り(おまつり)
            鳶頭松吉  仁左衛門


第四 恋飛脚大和往来
   玩辞楼十二曲の内 封印切(ふういんきり)
   新町井筒屋の場
           亀屋忠兵衛  藤十郎
            傾城梅川  秀太郎
          槌屋治右衛門  左團次
          井筒屋おえん  玉三郎
         丹波屋八右衛門  仁左衛門


最後の「封印切」が一番おもしろかった。
やっぱり私、落語でもなんでも「上方」が好きやわあ。


ところで今日は奮発してイヤホンガイドをレンタルしてみたのですが、う~ん、よし悪しって感じ?
私らのようにあらかじめ勉強して行っていない人にとっては、ちょこっとあらすじだとか小道具、時代背景などを説明してくれるのは大変助かるのですが、役者さんの台詞とイヤホンガイドの説明がかぶることも多く、ちょっと残念。
三味線、長唄、義太夫節もガイド音声で聞こえないし。
もうちょっと工夫して頂けないでしょうか?(その前にお前が勉強しろ?)


もうひとつの奮発は、歌舞伎弁当です。
まあ、お手頃な価格からものすごい高級品まであり、もちろんSさんと私はお手頃価格のものを購入したんですけど。


ミニお重でかわいい。






ほんっと、ちゃんとしたカメラ持っていかなかったことが悔やまれるよね…。
(もしくは最新型の携帯買えって感じです。)




いやあ、文楽もいいけど、やっぱり歌舞伎も面白いねえ。
これで無事に年を越せます。
来年も、たまには奮発して歌舞伎を鑑賞せねばなりません。



歌舞伎が終わってから三条まで歩き、カフェでお茶。

知ってました?あぶら取り紙で有名な「よーじや」のカフェがあるって?
カプチーノもこんな感じでかわいいんですよ。




お店が併設されていて、あぶら取り紙だけでなく、化粧品や小物まで売っていました。

ちなみに三条寺町界隈、オサレです。
たぶん、京都のショッピングエリアって大阪より断然おしゃれ。

もう最近は買い物のために京都に来ることはなく、せいぜいお寺を見にしか来ないのですが、たまにはショッピング目的で来た方がいいのかなあ。
かなりオシャレなショップやカフェ、レストラン満載どした。

が、がんばれ~大阪。

生駒山トレッキング

2009年12月13日 | Weblog
最近は平地なら10kmぐらい普通に歩けるようになりましたが、山トレーニングもしておかないといけないと思うので、一番近場の生駒山へ出かけました。

前日にネットで色々ルートを見たのですが、なんとなく一番簡単そうな生駒駅から生駒山上遊園地へ向かうルートを選択。
うちの最寄駅から乗り換えなしですぐ行けます。

生駒駅で降りるのは久しぶり。
早速、いつもはケーブルカーに乗って上を目指すのですが、すぐ横の道を徒歩で。
ケーブルカーが設置されているぐらいなので、傾斜はかなりきついです。

がんばって歩いて、宝山寺の参道に到着。




この辺りは、昔ながらの料理旅館などが立ち並んでいますが、いずれもひっそりとしています。





兄弟でしょうか、気持ち良さそうに日向ぼっこ。





境内もお正月などは参詣客でいっぱいなのですが、今日はかなり空いてました。







今回は山登りが目的なので、罰あたりですがお参りもそこそこに次へ移動。
さて、暗(くらがり)峠の方へ行こうか、それとも宝山寺からそのまま山上へ行くか。
地図も持ってないし、このまま生駒山上を目指しましょう。




再びケーブルカーの線路に沿って、上へ昇っていきます。
低い山とはいえ、これがなかなか急傾斜で。しんどい。。。
なんとかm&mでエネルギー補給しながら進みます。
山の自然とm&mのどぎつい人工的な色の不調和。


生駒山上には何があるかと申しますと、それは「生駒山上遊園地」。

前々から知ってはいましたが、、、


めちゃめちゃさびれています




人、おらんし。。。





駐車場ガラガラやし。。。





眺めはいいけどね。
夜景も奇麗なんですよ、一応。




ここは入場無料となっており、ハイカーがたどり着くと、遊園地のスタッフに園内にある山頂を示す△印を見せてもらうそうです。
何かの乗り物の柵の中にあるみたいです。
あんまり興味ないですけど。

この先に「生駒縦走コース」があるはずなのですが、園内にこれと言った標識もなく分からず。

とりあえず遊園地の反対側の道路に出てみましたが、「自動車専用道のため、自転車や歩行者は厳禁!」と書いてあります。

それでも一応途中まで歩いてみました。
遊園地の駐車場の係員もとがめるでもなく。

でもやっぱり駄目っぽいけどな。
イノシシも出るしね。




ということで、引き返し。


おや、この道路に大阪府東大阪市と奈良県生駒市の境目があるんですね。




それにしても、遊園地に戻るのにまたこの階段上がるの辛いわあ。。。





縦走コースをあきらめて、興法寺経由新石切駅コースをたどってみようと思い、いったん元来た入口へ戻ります。

これ、ケーブル生駒山上駅です。
コテコテな感じ、かつ、前々から思ってたけど犬猫のキャラクターかわいくないし。





気を取り直して新石切コースと書いてある方の道をたどってみましたが、あれ?あれれれ?またさっきの自動車専用道の出口に向かうやん?

地図もなく、標識もなくよくわからないので、ここはおとなしく元来た道を宝山寺方面へ引き返すことにしました。
カミーノが思いやられるねえ。
スペインにはちゃんと方位磁石と地図は持っていこう。


行きの傾斜がきつかった分、帰りの下り道は足に相当な負担がかかります。
もうすでに筋肉痛を感じています。
この遊歩道っぽいのが終わると、落ち葉がいっぱいで滑りやすい山道です。





どうにかこうにか無事下りきって、電車に乗って帰ってきたらまだ3時前!
確か家を出たのは10時。
う~ん、家から近いし標高642mしかないから、あっという間に登山が終わってしまいました。
傾斜がきつかったのでそれなりの運動量ではありましたが、あっけなさが残ります。
やはり生駒山縦走コースじゃないとなあ。


近々また六甲山あたりを狙ってみます。

狂言とイタリア仮面劇

2009年12月13日 | Weblog



みんぱく(国立民族学博物館)内に置いてあったイベント冊子に載っていたこの公演、ちょっとマニアックっぽいかなと思いましたが、面白そうなのでチケット買いました。

狂言は喜劇なので能に比べてより分かりやすく面白いとは思いますが、やっぱり興味ある人ってあんまりいないよな~と思って1枚だけチケットを買ったのですが、なんともう1枚招待券がついてきました!

なので先日落語デビューを果たしたNさん(知り合いにNさんが多いので、今後はまりりんさんに呼び方変更)を誘って行ってきました。

山本能楽堂って、うちからさほど遠くもないけど、行ったことなかったです。
小学校か中学校から能の鑑賞に行ったのは、あれは大槻能楽堂だったのかなあ?

現地に行ってみると、普通の家っぽいところでびっくり。
玄関もせまいのでお客さんの入退場に結構時間がかかってしまいます。(もちろん靴脱ぐから。)

民家っぽい建物の中にすっぽりと屋根つきの能舞台が収まっているのも、何やら不思議な感覚でしたが、狭いだけに間近で見られるのは良いと思います。


結論から言うと、とってもおもしろかったです!
最初に能の公演1本、次にイタリア仮面劇1本、最後に能とイタリア仮面劇のコラボ作品1本です。

イタリアから来たアンジェロ・クロッティさん、かなりコミカルな演技でした。
言葉が通じなくてもパントマイム的な身振り手振りでコメディは表現できるものです。
例えるならミスター・ビーンみたいな感じ?(違うか)

それにしても同じ庶民的な喜劇でも、イタリアと日本ではずいぶんと表現方法が違うものだなと思います。
やはり狂言は日本独特の世界を醸し出しています。
仮面劇の方は、サーカスに出てくるクラウン的な演技。

最後の「TONTO 盗人」というコラボ作品では、仮面をかぶった素人っぽい人たち(子供含む)が登場したのですが、終わってからの紹介でアンジェロさんが開催したワークショップの生徒さん達だそうです。
世の中にはマニアックな人たちがまだまだたくさんいますね~。

落語とはまた違った笑いを体験できて、楽しかったです。
また機会があれば狂言を鑑賞したいと思います。


余談なんですが、演目が始まる前に狂言とイタリア仮面劇それぞれの説明があったのですが…。

狂言の方は、狂言師小笠原匡さんによるお面の説明など、さくっと15分程度で終わったのですが、アンジェロおじさんによるイタリア仮面劇の説明が長いのなんのって…。

お面、15個ぐらい持ってきてて、1個1個説明長い…。
通訳込みで45分ぐらい説明だったんじゃないでしょうか。
最初は物珍しいのと、わざわざイタリアから来られてる俳優さんに敬意を表して真剣に聞いていましたが、だんだん疲れてきて、そのうち不機嫌になってきました、私。
ふと隣を見れば、まりりん寝てるし。。。(私もちょっと寝たけど)

会場は座布団席と、背もたれのない椅子席なので、長時間座ってると相当疲れるんです。
なのに面白くないレクチャーが延々と…。
だんだん会場の空気もダレてきて、お客さんの疲れも見えてきます。
そんなことより早く公演はじめてよ~とだれもが思っていたはず。

空気読めよ、アンジェロ!

おまけにまりりんと私は、会場へ来る前にドデカ盛りの海鮮丼を食べてきたせいか、喉も乾いています。
もうちょっと普通の劇場っぽいのを想像してたので、休憩時間に飲み物買ったりできるのかと思っていましたが、普通の家やし…。
自動販売機とかないし…。
まるで拷問でした。

疲れと眠気が限界に達して来た私は、なんとか紛らわすためにアンケート用紙に「イタリア仮面劇の説明長すぎます」とか「お客さん疲れてます」とか散々書いちゃいました。
もちろん公演後は、「狂言も仮面劇もとてもよかったです」とコメントを付け加えましたけどね。

今回の公演が成功だったので、来年もコラボ公演をやりたいそうです。
アンジェロおじさんの前説がもっと短くなったらもう1回見たいで~す。

ちなみに去年は文楽と狂言のコラボだったそうで、そっちの方が見たかった