地球にあしあと

地球の色々なところに足跡をつけてきました。

ベトナム料理クッキング

2006年11月21日 | Weblog
週末、久しぶりに友達のHuongさんとベトナム料理を作ることに。
メニューは揚げ春巻きと茹で鶏とスープに決定。

まずは市場での買い物からスタート。

APEC期間中で人出が少ないこともあり、市場はいつもよりちょっと活気が少ない感じ。
お店を閉めてしまっている人もいます。

さて、ベトナム人にくっついて市場に行くと色々と勉強になります。
お店の人との会話、値切り方、野菜やお肉を選ぶときの鋭い目、などなど。。。

しかも本当に今使う分しか買わないので、購入量の少ないこと!
干ししいたけなんか、ほんの数かけらのみ。

Huongさんは「食材は全てベトナム産でなければ!」と、かなりこだわっています。
「このニンニクは大きいけれど中国産でおいしくない。こっちの小さいのがベトナム産でおいしい」などなど。(どこへ行ってもお国を愛する気持ちは変わらずですね。)


私がまだ足を踏み入れたことのない、魚や鶏肉を売っているコーナーへ足を踏み入れたときはさすがに緊張しました。
う~ん、あの衛生状態といい、臭いといい、雰囲気といい、外国人が一人で踏み込める領域では・・・。

エビを選ぶときも、鶏肉を選ぶときも、Huongさんのあの妥協のない厳しい姿勢に関心。
しかも鶏は1羽丸ごと買います。
あ、さすがに生きたままとかではなく、羽がむしられて内臓が取り除かれて、丸ごと冷凍になっているものです。
でも頭も足もついてるから怖~い。


必要な食材を買い込み、お料理開始!
と言っても、ベトナム料理なので基本的にHuongさんが作り、私は作り方を覚えつつ、横で野菜をあらったり、サポート役に徹します。

まずは揚げ春巻きの具になる野菜を切り刻み、買ってきた豚肉を肉切り包丁でトントン叩いてミンチに。



Huongさん曰く、「市場にミンチにする機械あるけど、衛生的に疑わしいので自分でミンチにすべし」
あ、やっぱりベトナム人でもそう思うんだ!私の判断は間違っていなかった。


真っ赤に茹で上がったおいしそうなエビ。こちらもきざんで春巻きの具になります。



鶏を豪快にさばき始めるHuongさん。


頭も足も平気で切り落として行き、内臓を取られてぽっかり開いた体の中もガシガシ洗っています。
すごいわー、まだ若いのに。(彼女はまだ25歳。)


そして大なべにベトナム産ニンニクとレモンの葉っぱを入れて、丸ごと鶏を煮込みます。
この煮込んだスープも後で使います。



途中で気づいたのですが、「土曜の軽いランチ」と考えていた自分は間違っていました。
本格的に料理をされ、食べるまでに延々2時間ぐらいかかりました・・・。
もう空腹の感覚すら飛んでしまっていました。



春巻きを作るHuongさん。
揚げ春巻きもライスペーパーで包みます。



春巻きを揚げるときにみっしり一杯入れる感覚が私には分かりません・・・。どう考えても入れすぎやろ・・・。



ベトナム産にこだわるHuongさんは、お料理用の塩もベトナム産でなければいけないと言います。
一応、今ベトナムの海の塩を使っているので、これはセーフ。
ニョクマムに至っては、くんくんと臭いをかいで、「このニョクマムどこのメーカーの?あんまり品質良くないわね」とか言われてしまいました。
えーっと、1年半ほど前に日本語の先生に使い残しを頂いたままのものです。
メーカーなんか知りません。フタはなくなって代わりにペットボトルのフタを使っています。
一応冷蔵庫にて保管していますが、品質がやばくなってるかどうかも判断つきません。
日本人の私はそうしょっちゅうニョクマムは使わないので、いつまで経っても使い切れないのよー。


さて、そうこうしているうちに鶏肉が茹で上がりました。
いわゆる地鶏で、肉が固くしまっていておいしいのです。


肉は手で裂いて、お塩とコショウとレモンの葉っぱの細切りとレモン汁を混ぜたものをタレにして食べます。

春巻きのタレは基本の水・ニョクマム・タカのつめ・ニンニク・塩です。

香草とお米の麺(ブン)と一緒にいただきまーす。



そしてもう一つの楽しみは、器にブンを入れ、鶏肉と香草をのせてから、鶏肉を茹でたスープをかけて食べる食べ方。鶏のだしが良く出ておいしーい。
ああ、やっぱりベトナム料理っておいしいわ。

揚げ春巻きはまた今度自分で作ろうと思いますが、鶏を丸ごと買うのは恐ろしいので、鶏メニューはやめときます。
自分のキッチンのゴミ箱に鶏の頭が捨てられていると思うと、ぞぞっとします。



材料が思いっきり余ったので、翌日のお昼も同じ麺メニュー。
お土産にもらったタイグエン省のお茶と一緒に。



そしてそれでもまだ余っているので夜もほぼ同じメニュー。
しいたけときくらげを追加し、麺は春雨に変えてみました。


うーん、とってもダイエットメニュー。

おいしいけれど、さすがに飽きました。
まだ鶏肉が余っていますが、今夜は和食か洋食にしてみたいと思います。


失敗と成功

2006年11月16日 | Weblog
失敗例。

その① 市場で初めて買ってみた豆腐


タバコ臭くて食べられなかった!
無、無念・・・。2度と買いませぬ。



その② タロイモ


サトイモがおいしかったから、タロイモもおいしいかなと思って買いました。
スープに入れてみたけど、イマイチおいしくなかった。
余った分、どうしましょう・・・。




成功例。

ベトナムのちっちゃいちっちゃいみかん。


ちっちゃくても、青くても、中身は甘いのです。

テト(旧正月)には、このちっちゃい実がなったみかんの木が飾られます。

APECまつり

2006年11月16日 | Weblog
普段から騒々しいハノイですが、現在APECまつり(←首脳会談etc.)真っ只中のため、ますます騒々しくなっております。

期間中、市内のあちこちで交通規制され、路上の行商人は一切姿を消しています。お店を持っている人も、以前は歩道にまではみ出して商品を並べていたのを規制され、歩道はすっきり殺風景です。商売あがったりですね。しばらく野菜売りのお母さんにも会えません。

どこかのVIPが移動するたびに両車線とも車が止められ、サイレンを鳴らしたパトカーの先導で黒塗りの車が数台通り過ぎます。
これがまた早朝から深夜までうるさいんですわ~。
特にうちのアパートは大通りに面してるから。
ただでさえクラクションの音でうるさいのに、サイレンやら警察の笛の音やらメガホンでの呼びかけやら何やらで、ますますうるさーーーい!

また、うちのオフィスビルは5ツ星ホテルの隣なのでもちろん通勤時にもとばっちりを食っています。
バイク通勤のスタッフは、初日に駐車場に入るだけでIDチェックのため、15分ぐらいかかりました。
それでビルの管理会社が「入館証を作るから写真を提出せよ」と言ってきました。
APEC始まるとこうなることぐらい予想できただろうに・・・。何故もっと早く準備しない?(←尋ねても無駄な質問・・・。)

入館証は駐車場を利用するスタッフだけだというので、結局徒歩でビルに入るのはノーチェックじゃないか~!
で、その翌日、また管理会社が「やっぱり徒歩通勤の人にも入館証を作ることにしたので、今日中に写真を提出しろ」と言ってきました。またそんな無理を言う・・・。
入館証が必要になのは今週だけ。私の入館証を作ったときはもう水曜日。
一体何がしたいのだ君達は

で、写真入入館証を作ったのですが・・・結局誰もチェックせーへんやん
また、朝バイクを駐車場に停める時はチェックされているベトナム人スタッフも、ランチなどで外に出て徒歩で戻ってきた時はノーチェックです。

う~ん、意味があるとも思えないこのシステム。
とりあえず「セキュリティが厳重なように見せかける」のが狙いとしか思えません。

腹いせに時々、公安に止められるのを承知でわざと使ってはいけない方の入り口に立ち入ったりしてみます。
案の定止められると、決してカタコトのベトナム語を使ったりせず、あくまで英語で「私はここのビルで働いてますけど、それが何か?」とチャレンジングな視線を向けてみます。
(外国人であることをアピールするために、今週は小奇麗な服装で出勤しています。
そして英語が分からない公安が焦って他の人を呼ぶ → 英語を話せる人が来て「ここじゃなくてあっちの入り口を使ってください」と説明する → 「あーら、そうなんですか」ととぼけてみせる、というような流れになります。

暇だからってこんな遊びができてしまうベトナムは平和ですよね~。
どこかの国なら撃たれるやもしれませんな。