2019年2月から趣味の小屋を作り
ほとんどのクワガタをそこで飼育するようになりました。
小屋で飼育するようになってからは
幼虫のステージコントロール(温度管理)がうまくできなくなり
マルバネ類の羽化時期がずれたり
これまでとは異なる時期に羽化したりすることが増えました。
これはよくないということで
年間の温度変化を少し強くし
それまで以上に四季のある管理を意識してきました。
昨年からの温度管理が功を奏したのか
まずまずのタイミングでアマミマルバネの羽化が始まりました。
2018年の秋に孵化した徳之島産アマミマルバネ6頭のうち
1頭は☆になり、1頭は昨年7月に羽化(オス)してしまいましたが
残りの4頭は3年1化になり、この初夏にすべて羽化を終えそうです。
同腹個体を同じ条件で飼育しても
羽化年度が異なることはさほど珍しくありません。
仮に、同じようなことが野外でも起こるなら
2年連続してそれらの子孫が残せ、存続にも影響するものと思います。
また、近親での繁殖を回避できる効果も結果として考えられます。
↓ 昨年7月に羽化したアマミマルバネのオス(2年1化)
↓ 複眼縁取りの違い 左:アマミ(50㎜台同上個体)右:オキナワ(50㎜台)
マルバネ類やツヤクワガタ類の飼育では
マットにポッカリと空洞ができている場合
この時期なら容器にほんの少しだけ刺激を与えて耳を近づけると
成長ステージをある程度うかがい知ることができます。
蛹の場合はガサガサ音がし
音の聞こえない場合は前蛹か羽化しているか
最悪死亡している可能性もあります。
↓ 参考画像:蛹室作成時に作った空洞(オキナワマルバネ)
↓ アマミマルバネ メスの蛹 2021年5月29日
↓ オス 羽化前日 2021年5月28日
⇩ ⇩ ⇩ 翌日羽化 2021年5月29日
⇩ ⇩ ⇩ 羽化から10日後
↓ すでに羽化していた メス 2021年5月29日
6月11日現在、1オス2メスが羽化しており
残り1頭はメスで蛹の状態です。
これらのマルバネ類は
羽化から40〜45日ほどすれば大方成熟すると思われるので
うまくいけば7~8月上旬ころには
1オス3メス体制で繁殖できるかもしれません。
アマミマルバネのブリードは初めてなので
この性比はluckyで、安心材料になりました。
↓ 最後のメス羽化待ち (6月11日現在)
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