★星空日記コリメート風goo★

星や旅などの話題を「ひらい」が札幌から発信。2010年開設。2022年7月にteacupからgooへ引越しました。

プラネタリウムで星の写真撮影

2022-07-17 06:00:00 | 札幌市青少年科学館
 札幌市青少年科学館で2022年5月から6月にかけて2年ぶりに開催された「天文ボランティア養成講座(全6回)」の講師を私が担当させてもらったご縁で、同館で開催された「はじめての天体写真講座」を特別に見学させてもらいました。

 「はじめての天体写真講座」は7月1日(金)と15日(金)の2日間。
 講師は札幌市天文台スタッフの林さんと横山さんのお二人です。
 お二人がどのような講義をするのか、技(わざ)を盗ませてもらおうと見学させてもらいました。分かりやすい説明で、さすがです。

 プラネタリウムを使い実際の星空撮影の疑似体験をします。私も撮影させてもらいました。


 南が正面で、中央の下端はさそり座です。
 画面左上にはカシオペヤ座、右上に北斗七星まで写っています。
 ドーム内の北の端に三脚を設置し対角魚眼を使ったことで、星の並び、特に北側の歪みが酷いのはご愛嬌です。(笑)
 露出15秒、絞りF2.8、感度ISO8000、色温度4000K。


 日周運動をかけてもらい撮影。撮影条件は1枚目と同じです。

 今回、擬似体験用に全天魚眼で撮影したオーロラのタイムラプス動画もプラネタリウムドームに投影されました。
 このオーロラ投影については、次回のブログ記事に載せる予定です。
 
 このほか、ペルセウス座流星群の再現や南天の星空投影があり、受講者さんは習った方法で各々撮影され、あちこちから歓声が挙がっていました。
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フーコーの振り子

2021-12-20 15:00:00 | 札幌市青少年科学館
 フランスの物理学者レオン・フーコー(1819-1868)が、1851年2月にパリ天文台で行った地球の自転を実証する実験を行った振り子の弦の長さは11m、錘の重量は5kgでした。

 それ以降、地球の自転を実証する振り子のことを「フーコーの振り子」と呼ぶようになりました。

 その実験の様子を聞いた当時のフランス大統領ナポレオンがパンテオンでの公開実験を命じ、実験に使った振り子の長さはパンテオンの天井の高さに合わせた67m、錘は真鍮製で28kg直径38cmの球体で実験されたそうです。(以上の出典はWikipedia)

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 札幌市青少年科学館のエントランスホールに展示されているフーコーの振り子です。
 吹き抜けの天井から吊るされている弦の長さは約10m、錘の重量は約33kg直径20cmです。

 上の画像は、12月19日(日)に1年半ぶりに科学館を訪問した際、撮影しました。

 フーコーの振り子が札幌市青少年科学館に設置されたのは1981年10月の科学館開館時で、現在のフーコーの振り子はどうやら2代目あるいは3代目のようです。

 また、開館当時、このフーコーの振り子を毎日始動させたり減衰時に再度動かすのは天文係職員の仕事でしたが、現在は警備員さんの仕事になっているようです。

 札幌市青少年科学館のフーコーの振り子の場合、起動時に一直線に錘が振れるようにするにはちょっとしたコツが必要で、気をつけて起動させないと、細長い楕円運動になってしまい、原理通りの振れの角度に動いてくれません。

 今回、時間にして30分ほど観察してみると、起動時の僅かな楕円運動が徐々に大きくなり、原理通りの振れ角度にはなっていなかったのが残念でした。また、減衰時間も初代に比べ早いようでした。



 フーコーの振り子の観察後、久し振りにプラネタリウムを見ました。
 オート番組中に私が撮影した流星群の画像がクレジット付きで投影され、番組のエンドロールにも私の名前を出して頂いたのが嬉しかったです。

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さっぽろ星まつり2019

2019-09-03 06:00:00 | 札幌市青少年科学館
 8月31日(土)と9月1日(日)の両日に開催された 「さっぽろ星まつり」 のお手伝いをしてきました。

 開催場所は札幌市東区の 「サッポロさとらんど」 です。
 札幌市青少年科学館のスタッフと天文指導員30人ほどがスタッフとして頑張りました。

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 さっぽろ星まつりの特徴は、小さな子供でも楽しめるゲームがたくさん用意されていること。
 本州のいくつかの街で開催されている星祭りとは一味違います。

 日中は太陽の白色像やプロミネンスが見える望遠鏡も登場。
(観望している様子の画像を撮影し忘れました)

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 夜の観望会の様子です。左上の星は木星。
 天文愛好家さん達の大小20台以上の望遠鏡が集まりました。

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 参加者の様子が写るように露出をタップリかけたため、空が明るく写っていますが、実際の夜空はもっと暗いです。

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 土星や木星を個人のスマホで撮影できるサービスも行われました。

 担当していただいた天文愛好家さんの工夫で、うまく撮影された方が大勢いらっしゃいました。

 2日間とも晴れた星まつり、私の記憶では初めてです。

 スタッフの皆様、お疲れ様でした。私も疲れましたが、お客様の笑顔に救われました。
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科学館事業への緊急応援

2019-08-23 06:00:00 | 札幌市青少年科学館
 所用で札幌市青少年科学館を8月18日(日)に訪れた際、天文係のHさんから 「ひらいさん、15時以降、お体は空いてますか?」 と聞かれました。

 この日は天文スタッフの人数が足りず、お手伝いをお願いしたいとのこと。

 詳細をお聞きすると非常事態のようです。お手伝いを即決しました。

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 16時前にHさんと2人で訪れた先は札幌ドーム。
 画像は関係者用駐車場から撮影したドームの外観です。

 今回は、日本ハムファイターズと楽天イーグルスの試合終了後に、グランドで行われるコラボ行事のお手伝いです。

 現在、科学館と日本ハムとはコラボで様々な行事を開催しています。

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 入館許可証と内野指定席の券を手渡され入館しました。
 試合は6回表に入っていました。

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 望遠鏡などを運搬後、業務が始まるまで日本ハムさんから指定されたシートに座りました。(待合室が無いためだそうです)

 9回表からバックヤードに移動。試合終了を待ちます。

 結局、試合は延長12回で引き分けになり、2時間以上バックヤードで待機していました。

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 業務内容は、試合終了後、グランド解放参加者に望遠鏡で遠方の看板を見ていただき、科学館のパンフレットをお渡しするなどのPRでした。
 画像はお客様がおいでになる前に撮影。

 150人ほどのお客様に望遠鏡を見てもらいました。
 科学館に戻ったのは21時過ぎでした。
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ファイターズのプラネタリウム

2019-07-14 06:00:00 | 札幌市青少年科学館
 北海道日本ハムファイターズ選手会が制作した絵本で、シリーズ最新作 「もりのやきゅうちーむ ふぁいたーず ほしのせかいへ」 をプラネタリウム番組化したものが札幌市青少年科学館で公開中です。

 (C)札幌市青少年科学館

 詳細は、科学館のサイトをご覧ください。
 https://www.ssc.slp.or.jp/topics/from-science-center/32382.html


 2019年7月13日(土)に科学館を訪問。用事が早目に済んだため、このコラボ企画の特別番組を見ることにしました。

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 第5回目の入場券を購入。
 なお、大人の通常料金は500円ですが、65歳以上は減免で360円です。ありがたい!

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 プラネタリウム投影中は撮影禁止なので、上記画像は2018年3月16日に開催された 「詳しく学ぶ天文講座」 の撮影タイムの画像です。


 肝心の 「もりのやきゅうちーむ ふぁいたーず ほしのせかいへ」 は、大人の私も面白く鑑賞できました。斬新なアイデアに脱帽です。

 投影を担当したFさんの軽妙な語り口に、子供たちはノリノリでした。
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