★星空日記コリメート風goo★

星や旅などの話題を「ひらい」が札幌から発信。2010年開設。2022年7月にteacupからgooへ引越しました。

移動天文台に活躍した歴代の望遠鏡

2019-05-24 06:00:00 | 札幌市青少年科学館
 5月19日(日)に引き続き、5月23日(木)も科学館を訪問し、次回の講座打ち合わせと望遠鏡の点検清掃をしてきました。

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 鏡筒と赤道儀と三脚を組立てし、不具合がないかどうか点検。破損している部品の修理、補充や清掃をします。

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 アルミケース10個に納まったビクセン製赤道儀(下)です。
 (後方の中ほどから左側のアルミケース類は五藤光学製のマークX赤道儀や鏡筒が入っているケースです。)

 ビクセン製赤道儀の10台は、現在移動天文台に使用されている4代目の屈折赤道儀です。
 口径10.2cm焦点距離660mmで、2003年に導入されました。


 3代目はアサヒペンタックス製10.5cm屈折赤道儀らしいのですが、私はそのころ科学館に出入りしていなかったので詳細不明。



 1983年から使用された2代目は五藤光学製の特注マークXという口径8cm焦点距離1000mmの屈折赤道儀10台です。
 見え味抜群。組立や分解も時間がかからず移動天文台用の望遠鏡として秀悦で、故障も無く調整不要の望遠鏡でした。
 現在、練習用の望遠鏡として2年目以降の天文指導員に貸し出しもされています。



 1974年から1982年まで使用された初代は五藤光学製8cm焦点距離1200mmの屈折赤道儀です。1974年当時は4台からスタート。その後10台まで増やされました。
 クッションなしでトラックの荷台に載せて運搬しても、故障知らずでとにかく頑丈でした。
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望遠鏡の清掃

2019-05-20 06:00:00 | 札幌市青少年科学館
 札幌市青少年科学館の事業で使用している10台の望遠鏡の清掃点検を依頼されました。

 5月19日(日)の9時に科学館を訪問。

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 さっそく、口径10cm屈折望遠鏡の赤道儀・鏡筒・三脚の清掃・調整・修理を開始。

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 アルミケース内に入り込んだ砂ぼこりを掃除機で吸い取っているところです。
 小学校のグランドなど土の上で分解組立をする機会も多く、細かな砂や土が入り込んでいました。

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 接眼鏡のレンズ清掃、ミニライトの電池交換、ムーングラスの清掃なども実施。

 夕方から天文ボランティア養成講座の講師も務め、朝の9時から21時過ぎまで実に12時間以上も科学館に滞在してしまいました。
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科学館の60cm反射望遠鏡

2019-04-14 06:00:00 | 札幌市青少年科学館
 5月から始まる講座の打ち合わせをするため、4月13日(土)に札幌市青少年科学館を訪問してきました。

 4月に新規配属された6名の職員の方々が、屋上の口径60cm反射望遠鏡を見学するというので、私も同行させてもらうことに。

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 昼間の金星を見る新職員のHさんです。
 星が日中でも見えることに皆さん驚いた様子。

 なお、スタッフとHさんにはブログ掲載の了解を得ていますが、金星の導入と説明を任された天文係職員のFさんから 「私の説明する姿のほうをブログにアップして」 との要請は直ちに却下しました。(笑)

 この他、コロナド太陽望遠鏡で黒点などを観望し、30分ほどで見学終了。

 あっ、私だけ望遠鏡で金星と太陽を見るのを忘れていました。(笑)

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プラネタリウム内での星空撮影

2018-03-17 06:00:00 | 札幌市青少年科学館
 3月16日(金)の19時から札幌市青少年科学館で、「詳しく学ぶ天文講座」 の最終回が開催されました。

 ところで、自宅前の道路の氷割りをした14日(水)ごろから急に風邪気味になりました。

 16日(金)の講座ではいくつかの質問事項に私が回答文を作り、当日答えることになっていて出席したのですが、あまり声が出ない状況。
 止むを得ず、天文係職員Oさんに代役をお願いしました。

 講座の後半はプラネタリウムを使った説明です。途中での撮影タイムで私も撮影させてもらいました。

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 冬の天の川です。
 露出6秒、絞りF1.4、感度ISO1600

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 恒星の日周運動を示すため、光跡を表示中の様子です。
 露出3.2秒、絞りF1.4、感度ISO1600

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 地球の赤道付近で見る、さそり座~ケンタウルス座~南十字星の天の川です。
 露出6秒、絞りF1.4、感度ISO1600

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 星座絵を表示。
 露出4秒、絞りF1.4、感度ISO1600

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 中央のシルエットは天文係Sさん。右端は解説中の天文係Oさん。
 露出8秒、絞りF1.4、感度ISO1600

 Sさん、Oさん、お見事な解説でした。

 なお、受講者の殆どのかたがスマホで撮影されていたようですが、ピントや露出のオート撮影がうまく働かず、撮影に難儀されていたようです。


 講座の翌日の3月17日(土)は天文指導員の閉講式と懇親会です。
 まだ、体調がよくないので、アルコールは控えようかなあ。(笑)
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詳しく学ぶ天文講座

2018-02-19 06:00:00 | 札幌市青少年科学館
 札幌市青少年科学館から依頼され、「詳しく学ぶ天文講座」 全4回のうちの2月16日に開催された第2回目の講座の一部を担当しました。

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 受講者30人ほどの前で、火星の大接近について説明させていただきました。

 最近のマスコミの傾向や、火星の大接近の仕組みなど少し難しい内容も含めて説明しました。

 講座終了後にアンケートを見せていただいたところ、評価はまずまずといったところで一安心しました。


 ところで、最近、科学館天文係スタッフの業務量が多すぎるのではないかと感じます。
 少しでも私がボランティアとしてお手伝いできるのはいいとして、根本的な解決に至っていないのがもどかしいです。
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