★星空日記コリメート風goo★

星や旅などの話題を「ひらい」が札幌から発信。2010年開設。2022年7月にteacupからgooへ引越しました。

青森港を出港

2011-06-25 22:10:00 | 岩手県宮古市
 6月25日(土)13時に岩手県宮古市を出発し、盛岡まで国道106号線、青森まで国道4号線を通り、20時20分に青森市の堤埠頭に到着しました。

 なお、6月25日の午前中から青森市に到着するまでの様子は、明日以降のブログに掲載します。


 これから乗船するフェリーはちのへです。
 本来の航路は八戸~苫小牧ですが、震災の影響で八戸港が使用できないため3月25日から暫定的に青森~苫小牧港なっています。7月10日から元の八戸~苫小牧に復帰するとのこと。


 21時10分に乗船。オレンジ色の作業服を着た係員が上の甲板に行くよう指示を出しています。


 上の甲板に向かっています。


 駐車しました。

 かなり混んでるようで、初めて2等寝台の上段になりました。展望風呂は諦めました。


 青森港の夜景です。

 22時ちょうどに青森港を出港しました。翌26日7時に苫小牧港に着岸予定です。おやすみなさい。
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高齢者施設での星空教室

2011-06-24 18:00:00 | 岩手県宮古市
 6月24日(木)宮古市滞在2日目の朝は雨でした。

 きょうは、宮古市中心部から東へ20kmほど離れた重茂(おもえ)地区に行ってきました。


 おもえ小規模多機能支援センターという施設で、高齢のかた20数人に宮古島で撮影した天体や風景の画像を見ていただきました。
 認知症のかたも数人いらしたようですが、少しは喜んでいただけたと思います。

 宮古島の画像を見ていただいた後に、一緒に昼食をいただきました。

 14時ごろに「ふれあいステーション・あい」さんの事務所に戻り、小雨降る中、近くを散策しました。


 2階まで津波の被害を受けた宮古市役所の正面玄関。ベニヤ板が打ち付けてあります。


 許可をいただき、市役所5階ベランダから撮影した閉伊(へい)川。
 奥のほうが宮古湾。川の両岸にある防潮堤の高さは4m以上あると思います。この防潮堤を倍以上の高さの津波が乗り越え甚大な被害をもたらしました。


 左手に高さ4m以上の防潮堤。右手の建物に津波の跡が残っています。


 近くのガソリンスタンド。津波の破壊力と高さがわかります。


 交差点で歩行者の安全を守っている親切な警察官に話しかけたら、何と北海道警察のかたでした。後ろからの撮影を許してもらいました。同じ北海道人として嬉しかったです。
 幹線道路でも信号機の約8割が点灯していませんでした。

 市街中心部の店舗は、開店している店もありましたが、壊れたシャッターに「解体OK」とペンキで書いてある店舗も予想以上に多かったです。

 やはり、映像で見るのと自分の眼で見るのとでは大きく違います。復旧はこれから長い期間が必要だと感じました。

 いよいよ明日は宮古市滞在最終日です。
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宮古市に到着

2011-06-23 22:00:00 | 岩手県宮古市
 6月22日(水)20時に苫小牧港でシルバークィーン号に乗船しました。


 私のワゴンRは、一番奥で見えません。右のトレーラーには牛さんが乗っていて、モーモーと鳴き声を出していました。


 2等船室の寝台です。1ブロック24人の定員に8人の乗船で空いてました。


 乗船した直後に展望風呂に一番乗り。風呂から上がって、出港時刻21時15分にはベッドに入って、おやすみなさい。

 6月23日(木)4時に起床。ぐっすり眠れました。朝風呂へ。誰も入っていませんでした。


 4時50分頃にシルバークィーン号は青森港の堤埠頭に接岸しました。画像に写っているのはタグボート。5時20分ごろに青森上陸し、高速道路へ。

 青森と秋田の県境付近で、車体の軽い横揺れを感じました。
 自宅からの電話で震度4ぐらいの地震だということがわかり、逆にびっくりしました。


 11時過ぎに岩手県宮古市のNPO法人「ふれあいステーション・あい」さんの施設に到着。築110年ほど経った日本家屋を借りているそうです。
 この場所は海岸から約2km離れています。津波で床下まで水に浸かったそうで、左に写っている潅木が塩害で枯れています。


 高齢のかたやスタッフと一緒にお昼ご飯をいただきました。おしゃべりをして大笑いしながらの食事でした。
 私が手にしているのは、朴の葉で包んだ赤飯です。

 昼食後、星のお話をさせていただきました。皆さんの反応がよくて、話が少々脱線しながら約30分ほどで終了。
 その後は、利用者の皆さんと2時間ほど雑談をしましたが、津波で家屋を流されたかたが「生きていて良かったんだろうか」と話すのを聞き、即座に返す言葉が出ない自分が腹立たしい限りでした。


 18時から職員の夕食会に招いていただきました。3月11日以降、ゆっくり食べる暇もなかったとのこと。
 夕食会は、8日前に再開した店で開かれました。この店には津波が1.6mほどの高さで押し寄せ、この近辺では比較的早い時期に再開できたそうです。


 今夜は「ふれあいステーション・あい」さんの施設に宿泊させてもらいます。ありがとうございます。雨の宮古市で大きな家に1人で泊まります。おやすみなさい。
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岩手県宮古市へ

2011-06-22 19:30:00 | 岩手県宮古市
 きょう6月22日は夏至。奄美地方は梅雨明け、東北地方は梅雨入りだそうです。

 今、苫小牧港にいます。これからフェリーに乗り、岩手県宮古市まで行ってきます。


 これから乗る船、シルバークイーンです。
 全長134m、総トン数7000トンの大型船です。
 苫小牧港を21時45分に出港し、青森港に23日4時45分に到着します。本来、この便は苫小牧~八戸なのですが、八戸港が震災で使用できないため青森港に到着します。
 青森から盛岡を経由し宮古市に向かいます。


 私の車の後ろに並んだ自衛隊さんの車両です。聞いたところ、八戸まで災害支援に向かうそうです。

 宮古市に行くまでの経緯は過去のブログに少し書きました。
 2011年4月11日【宮古市への支援】
 2011年4月14日【宮古市のNPO】
 2011年5月18日【宮古市からの贈物】

 なぜ、岩手県宮古市なのかというと、私が中学2年生のとき、父の転勤があって、当時住んでいた青森から札幌市へ行くか、宮古市へ行くかの選択だったそうです。もし父が宮古市を選択していたら私は被災していたかもしれない、そう思ったからです。


 今回の大震災では、宮古市へ行って何らかの支援をしたいと強く思いました。

 災害援助の経験もなく、50歳台の体力ではかえって迷惑になるだろうと考えていたところ、宮古市のNPO法人ふれあいステーション・あいさんからの申し入れがあり、私が一番得意とする星のお話し会を現地でさせてもらうことになりました。このご縁を大切にしたいと思います。


 flowers of the field

 科学館から借用した望遠鏡マークXをワゴンRに積み込んでいます。

 6月18日のブログを見たかたから次のようなメールが寄せられました。
 『では、ぜひ「平井移動天文台」頑張ってきてください。』
 ウ~ン、何て心地よい響きなんでしょう。応援メールに感激してしまいました。
 移動天文台の発案者、林耕輔さんは許してくれるでしょうか。
 空から 『平井さん、移動天文台を名乗るのは、まだまだ早いぞ! ガハハハハ』 と大きな声が聞こえたような?
 はい、精進いたします。
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宮古市からの贈物

2011-05-18 10:00:00 | 岩手県宮古市
 昨夜(5月17日の夜)は満月でした。ほぼ快晴だったので、10倍40mm双眼鏡で少しだけ星見をしました。

 星を見る場合、月の明かりで暗い星が見えなくなってしまうので、満月は嫌われ者です。でも、たまには満月の下で星見もいいんじゃないでしょうか。星の並びをいくつか見て、短時間の星見は終了。


 10倍40mmの双眼鏡にデジカメLX3をあてがいコリメート撮影。女性が左側を向いているように見えませんか?
 LX3は三脚固定ですが双眼鏡は手持ちなので、ブルブル震えながらの一発撮影です。当然、ピントを合わせる余裕はなくピンボケ。


 【4月11日の記事】 と 【4月14日の記事】 に岩手県宮古市のNPO法人さんへ寄付したことを書きました。

 5月16日にその法人さんから冊子が届きました。
 封筒の郵便シールは岩手宮古。


 同封されていたメモの一部を掲載します。
 「家と人」は自分の車に乗せていたところを津波に洗われました。車はもちろん廃車…。この雑誌は、スタッフが日当りの良い縁側で乾かしてくれました。ザラザラは塩水が乾いた後の遺物でしょう。(後略)

 確かに、冊子をそっと撫でると表面がザラザラしています。津波から逃れた冊子が急に愛おしく感じられました。
 これからも支援を続けていきます。
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