★星空日記コリメート風goo★

星や旅などの話題を「ひらい」が札幌から発信。2010年開設。2022年7月にteacupからgooへ引越しました。

2023年6月20日の細い月(月齢2)

2023-06-23 06:00:00 | 天体の記事
 前回のブログ記事 【 2023年6月19日の細い月(月齢1) 】に引き続き、6月20日(火)にも日中の細い月が見えるかどうか試してみました。

 昨日の6月19日(月)と同様、金星でピント合わせをした後に、月に望遠鏡を向けます。

 月齢2の細い月は淡すぎて8倍40mmのファインダーでは見えません。しかし、口径15cm70倍の視野内に細い月が確認できました。主鏡確認後にファインダーを注視すると極めて淡く細い月が見えました。

 前日の19日には苦労してようやく確認したのに、1日経過後の20日には太陽から離れたことや少し太めとなったことで、口径15cm屈折だといとも簡単に確認できました。青空の透明度が良かったことも幸いしたと思います。


 前回はお手軽にスマホで撮影しようとし、非常に解りづらい画像しか撮影できなかったことから、今回は真面目にミラーレスカメラでの直焦点撮影を行います。


 連写した37枚の静止画をスタック処理しました。画像を強めに処理したので、眼視ではもう少し淡い感じです。

 夕方に近くなって、高層雲が広がり始めました。まるで秋の風情です。

 日没20分前の18時57分に撮影。口径15cm屈折望遠鏡は月に向けられています。

 幸いにも19時半ごろから雲が徐々に消えていきました。


 20時00分にスマホで撮影。中央上の星は金星です。双眼鏡だと金星の左上約4度の位置に火星が見えました。


 20時01分に月のクレーターが写るような露出で撮影。月齢2なので三日月です。(理由は後述)
 露出1/100秒、感度ISO1600、焦点距離2200mm相当、M117-8369〜8401


 地球照が写るように露出を長めに撮影。右端の星は、ふたご座72番星で変光星です。
 20時26分に撮影、露出1/2.5秒、感度ISO3200、焦点距離2200mm相当、M117-8440


 ミラーレスカメラに望遠レンズを装着して撮影。右上の星は、ふたご座のポルックスです。
 20時31分に撮影、露出1/2秒、絞りF6.5、感度ISO3200、焦点距離516mm相当、M117-8444

 新月になった瞬間を含む日の6月18日(日)を旧暦では月始めの1日とします。それから2日後の6月20日(火)は旧暦の3日なので、その旧暦3日に見える月が正真正銘の三日月なのですが、近年は単に細い月のことを三日月という場合が多いようです。

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