スピカ望遠鏡というのは「小学校高学年であれば失敗なしで工作することができます」と宣伝されている子供向け自作望遠鏡キットです。
鏡筒はボール紙製ですが、対物レンズは口径40mm焦点距離420mmの2枚合わせアクロマートという無理のない設計の本格的なレンズなので、とても良く見えます。付属しているK12mmという接眼鏡で35倍が得られます。
そんなスピカ望遠鏡を愛用している星仲間の横山さんから、双眼仕様にしたいという希望が2022年暮れごろ私に寄せられ、双眼スピカ計画がスタート。
2セット購入したスピカ望遠鏡を持ってきてもらい、組み立てをしてもらいながらどのような双眼仕様にするか相談しました。
スピカ望遠鏡のシンプルさを生かした双眼にしたいという横山さんの意向で、目幅変更機能を省き、横山さんの瞳孔間隔に合わせた固定方式で製作します。
検討の結果、事前に用意していた4種類の設計プランのうち、双眼の平行調整方法が簡単でスピカ望遠鏡の外観を損ねないような設計案に決定。
双眼化にあたり、厄介なのは2本の望遠鏡同士の平行調整機能です。少しでもずれると天体が二重に見えてしまいます。
市販の安価な双眼鏡の一部に平行度がズレているものが散見されますが、少しでもズレた双眼鏡で長時間覗くと目や脳のほうで無理に左右の像を合致させてしまうので、頭痛がしたり最悪の場合は斜視の原因になります。
スピカ望遠鏡の鏡筒はボール紙製で光軸が狂いやすいはず。使用の都度、平行調整機能が簡単にできる機能が必須と考えました。
横山さんが鏡筒2本を組み立てるのに2時間半ほどかかりました。居間に同席していた母とお喋りしながらの組み立てだったので、時間が多目にかかったようです。私はその間、工作室で加工を開始。
なお、天頂ミラーと鏡筒下に置いてある接眼鏡(Or7mm)2個は組立キットに入っておらず別売です。
横山さんが組み立てたスピカ望遠鏡を預かり、工作室で金属加工を続けました。
これから数日間はDIYが楽しめます。(笑)
この続きは、次回のブログ記事 【 スピカ望遠鏡の双眼計画その2 】で。
鏡筒はボール紙製ですが、対物レンズは口径40mm焦点距離420mmの2枚合わせアクロマートという無理のない設計の本格的なレンズなので、とても良く見えます。付属しているK12mmという接眼鏡で35倍が得られます。
そんなスピカ望遠鏡を愛用している星仲間の横山さんから、双眼仕様にしたいという希望が2022年暮れごろ私に寄せられ、双眼スピカ計画がスタート。
2セット購入したスピカ望遠鏡を持ってきてもらい、組み立てをしてもらいながらどのような双眼仕様にするか相談しました。
スピカ望遠鏡のシンプルさを生かした双眼にしたいという横山さんの意向で、目幅変更機能を省き、横山さんの瞳孔間隔に合わせた固定方式で製作します。
検討の結果、事前に用意していた4種類の設計プランのうち、双眼の平行調整方法が簡単でスピカ望遠鏡の外観を損ねないような設計案に決定。
双眼化にあたり、厄介なのは2本の望遠鏡同士の平行調整機能です。少しでもずれると天体が二重に見えてしまいます。
市販の安価な双眼鏡の一部に平行度がズレているものが散見されますが、少しでもズレた双眼鏡で長時間覗くと目や脳のほうで無理に左右の像を合致させてしまうので、頭痛がしたり最悪の場合は斜視の原因になります。
スピカ望遠鏡の鏡筒はボール紙製で光軸が狂いやすいはず。使用の都度、平行調整機能が簡単にできる機能が必須と考えました。
横山さんが鏡筒2本を組み立てるのに2時間半ほどかかりました。居間に同席していた母とお喋りしながらの組み立てだったので、時間が多目にかかったようです。私はその間、工作室で加工を開始。
なお、天頂ミラーと鏡筒下に置いてある接眼鏡(Or7mm)2個は組立キットに入っておらず別売です。
横山さんが組み立てたスピカ望遠鏡を預かり、工作室で金属加工を続けました。
これから数日間はDIYが楽しめます。(笑)
この続きは、次回のブログ記事 【 スピカ望遠鏡の双眼計画その2 】で。
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