1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

石油 命!

2006-05-12 23:06:56 | 雑談の記録
今日は応用地質学会九州支部の学会に行ってきたのだ。
7時半~9時半までは仕事して,それから尾上の生協に福岡-熊本高速バスの往復割引券を買いに行って,それから家に帰って着替えして,益城インター入り口のバス停から10:33分発のバスに乗った。このバス停は家から歩いて行ける距離にあって,福岡行きのバスは1時間に3本もある。だけど,家から歩いて一番近い所ににある「佐土原入り口」の停留所から熊本市内方面へ向かうバスは1時間に1~2本ってかんじで,ナンカ納得できんのだけど,そんなことを考えながら福岡行きのバスに乗りこんだのだった。

福岡に向かう車中では,川上紳一っていう地質学者が書いた「全地球凍結」っていう本を読んだ。「全地球凍結」っていうのは,多細胞生物が地球上に現れる前の今から9~7億年前に地球表面全てが氷河で覆われたことがあるんじゃないのかって仮説なんだけど,この仮説を検証することは,生物の進化や地球の進化を考える上でとっても重要なことなんだな。

ま,それはさておき,地球は誕生してから46億年がたってるっていわれてるけど,これを46歳になったばかりの中年のオッサンに例えると,多細胞生物が出現したのは30代後半頃で,恐竜が絶滅したのは46歳になる半年前のことで,人類が出現したのは46歳の誕生日をむかえる前日くらいで,そしてこの人類が,46歳になろうとしてるオッサンに襲いかかる癌細胞ってワケなんだな。だけど,そんな癌細胞も最近は自ら良質な細胞に変わろうと四苦八苦してるワケで,その良質細胞の一つがこの「全地球凍結」の筆者だなんてことを想像しつつ地球史を俯瞰しながら読んだりすると,これが,ケッコー面白かったりするんだな。

だけど,車中では,昨日のブログで書いた野球場のことを想像することのほうがもっと楽しかったりするワケで,やっぱり,「SADOWARA STADIUM」のモチーフは阿蘇のカルデラだろうな,とか,ホームランが出たらバックスクリーン横に設置してある火山が大爆発し
たりしたら面白いだろうなぁなんて,半分ヨダレを垂らしながら妄想をフル回転させたのだった(ユメを見てる)。

ま,それはさておき,今日の応用地質学会に出席したのには,当然,ワケがある。

それはナニかっていうと,学会の記念講演の演者が大矢 暁っていうスーパージジーだったからだ。ま,ジジーっていうほど年は食ってはいないんだけど(70くらい),このジーさんは凄くって,地質の学者先生ではないのだけれど,地質の実務分野(資源,地盤工学,地震,環境,経済)で多大な活躍をしてて,現在は,地震リアルタイム防災システム(地震が発生した後に何秒後にココに強い揺れが到達しますっていう情報を伝達するシステム,早い話が,地震が発生した瞬間-数秒後に-新幹線や電車を止めちゃったり,テレビやラジオでもうすぐユレちゃうよっていうお知らせシステム)構築に心血を注いでるんだ。
そのジジーがこれからの応用地質学の将来について話すっていうから,聴かんワケにはイカンだろうということで,ミーハー精神で,福岡まで短い足を展ばしたってことなんだ。

んで,そんなスーパージジーが今日の話題の中心に据えたモノはナニかっていうと,それは・・・・,オイルだ。石油のことなんだ。

そのジーさんが言うには,これから先っていうか,もう現在において,石油及び天然ガスの供給量は需要を賄うことはできないだろうと。石油資源をめぐる新たな争いが起こるだろうと。そして,この石油不足という事態が今後の世界の行方を大きく左右するだろうと。資源戦争は水面下でもう始まっていると。そんな状況の中で,しばらくは石炭やオイルサンドが再注目される一方で,今こそ,石油代替エネルギー確保するための技術革新が必要とされる時代はないだろうと力説していたな。そんな状況の中で日本のエネルギー政策は無策に近いって日本政府を嘆く一方で,中国の温家宝首相は元資源地質技師であることを引き合いに出して,中国の恐るべき資源政策について語るのだった(東シナ海の排他的経済水域における中国のナリフリ構わぬ油田開発と,5月の温家宝首相の北アフリカ諸国の外遊-石油産出国だけに絞った外交-が,妙に納得できたし,ついでにロシアのプーチン大統領が2,3日前に語った強気の資源外交政策も納得できたし,最近の石油高騰や有事の金の高騰も納得できたし,ファンドに投資するなら石油リスクの小さいとこか石油で儲けるところがベターっていうことにも確信が持てた)。

そんな状況の中でこれからの日本はどうすんのってところで,そのジーさんの話しは時間切れで尻切れトンボになってしまったんだけど,ボクだったら,やっぱりマイクロエレクトリックパワーシステム(たった今考えたボクの造語)の開発を急ぐべきなんじゃないかなと思う。要するに分散型の小型発電システムのことなんだけど,いたるところに小型発電機を設置して地産地消型のエネルギー循環システムを作るってのはどうだろうかと思うワケだ。
この発想は,ムスコの無駄な動きを見ていて気がついたんだけど,ムスコの体にエネルギーが蓄積できる発電機-例えばバネ-を装着すれば,相当,家計も助かるんじゃないのかなと思ったもんなんだ。

ま,それはさておき,学会が終わって天神のバスセンターに着いた頃には,ヤフードーム行きのバスを見て広島戦を見に行くか,それとも家に帰るべきか相当悩んだりして,結局,明日も仕事なんで後ろ髪引かれる思いで家に帰ってきたというアンバイなんだな。

そして,帰りのバスの中では前出の本を読みつつ,以前から目をつけていたファンドを購入しようと決心したりしたんだな。

そんなワケで,本日のブログは長文になったけど,今週はブログ強化週間ってことでご了承お願い申し上げマスってかんじです。

では,またアシタ!。
コメント
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