最近は全く連絡を取り合っていないから友人とは呼べないかもしれないけど、学生んときの友人に、そりゃぁもう車の操作が上手なヤツがいた。全日本選手権クラスのドライバーが彼の運転技術を見て「速い車をコイツに与えたら大変なことになる」って言わしめたくらいなのだ。通称オノちゃんのことなんだけど、彼とは自動車部の仲間で、学生の頃はラリーやダートトライアル、ジムカーナなんてのを一緒にやっていたのだ。オマケに彼はバイクレースもやっていた。
そんなオノちゃんもボクと同じで、学生の本分をそっちのけにして学生結婚なんかしたワケだけど、ボクと全く違った部分は物事に対する集中力と反射神経の凄さだった。
彼とはいろんな峠や試合に行ったことがあるけど、走り終わったあと、彼が必ず言っていたことがある。
「目が痛い」
それは走り終わった後にドライアイになってるってことなんだけど、オノちゃんが言うには、路面状況を把握するためにマバタキするヒマがないってことなのだ。
今日は週1度のバッセンデーだった。
100キロ3ゲーム、80キロ1ゲームの計4ゲームをやった。
ボクはボケーっと見ながら、いい当たりのときだけ「ナイッバッティ~ン」て気だるく言うだけだ。
4ゲームやってバッセンを出ようとしたとき、リョー坊が目頭をおさえながら、しかも身を丸めながら言った。
「おとーさぁ~ん、目がイタ~イ」
「どうしたとや」ボクは慌ててリョー坊の顔を覗き込んだ。
「バッティングセンターに来ると、見過ぎるもん、タマばっかし」
ひょっとして、特殊ハネ打ちの効果だったりして・・・。
特殊ハネ?
そんなオノちゃんもボクと同じで、学生の本分をそっちのけにして学生結婚なんかしたワケだけど、ボクと全く違った部分は物事に対する集中力と反射神経の凄さだった。
彼とはいろんな峠や試合に行ったことがあるけど、走り終わったあと、彼が必ず言っていたことがある。
「目が痛い」
それは走り終わった後にドライアイになってるってことなんだけど、オノちゃんが言うには、路面状況を把握するためにマバタキするヒマがないってことなのだ。
今日は週1度のバッセンデーだった。
100キロ3ゲーム、80キロ1ゲームの計4ゲームをやった。
ボクはボケーっと見ながら、いい当たりのときだけ「ナイッバッティ~ン」て気だるく言うだけだ。
4ゲームやってバッセンを出ようとしたとき、リョー坊が目頭をおさえながら、しかも身を丸めながら言った。
「おとーさぁ~ん、目がイタ~イ」
「どうしたとや」ボクは慌ててリョー坊の顔を覗き込んだ。
「バッティングセンターに来ると、見過ぎるもん、タマばっかし」
ひょっとして、特殊ハネ打ちの効果だったりして・・・。
特殊ハネ?