濃飛樹脂軌道

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消滅可能性都市と向き合う

2016-03-05 05:14:00 | おもちゃ病院
いきない重苦しいタイトルですんません。
とはいえ今住んでいる可児市・勤務地の美濃加茂市とも決して例外ではありませんね、このタイトル。

おもちゃ病院を長年やっていて、子育て環境やら地域の置かれている状況やら、考えさせられることは山ほどあります。
契機は「美濃加茂おもちゃ病院」設立前後でした…そのとき八百津町との関係ができたのですが、その八百津町が消滅可能性都市のひとつに数えられていたのがキッカケだったかもしれません。
この消滅可能性都市の定義は将来20~30代の女性の人口が現在の半分以下になる地域のことらしいですが、これが少子高齢化と密接に関連する概念であることを考えると「何とかしたい」と思うようにはなりました。
美濃加茂おもちゃ病院設立後、下呂市萩原町、加茂郡白川町…この2市町から依頼があり、いずれも消滅可能性都市に該当していることが判明。どちらも少子化を防ぐための子育て福利厚生の一環として本活動に着目しているようです。
とりわけ下呂市萩原町の意気込みはすごく、実際に萩原おもちゃ病院設立にまでたどりついたので、相当危機意識はあったと思います。こうして地域を守る意気込みを持つことはいいですね。
それにひきかえ、可児市はこういう取り組みがまだまだだと感じることはあります…団地の高齢化対策・育児環境の改善などに遅れが見られると感じることもしばしば。まだ効果を出すまでにいたっていません。
こんなことでは可児市もいずれ消滅可能性都市に挙げられる事態になってしまわないか?心配の種は尽きません。
隣の美濃加茂市はまだそこまで至っていませんが、可児市よりはマシのようです…少なくとも就職口については可児より美濃加茂のほうが多くありそうですんで。
問題は地元の進学校が若者を都会に出しすぎていること!!一度都会に出すとなかなか帰って来れなくなる現実を目の当たりにしないとダメですよ…そのうち実名を挙げて批判する日が来るかもしれません(爆)