濃飛樹脂軌道

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MSXのメンテナンス

2016-03-14 18:08:07 | 電子・IT
MSXパソコンの記事を書いたらブログのアクセス数が飛躍的に伸びたので当面この話題でまいります(笑)

今思えば自分のMSXライフこそが「おもちゃ病院」の基礎を築いたかもしれません!(笑)
発売から30年を経たMSXパソコンはもはやメーカー保証はおろか修理さえも受付けてもらえなくなりましたね。
そこで自らメンテナンスすることで長持ちさせることになったのですが。

自身が今まで行ってきたメンテナンスは以下のとおりです。
・FDD(フロッピーディスクドライブ)駆動ゴムの交換
ベルト駆動のドライブは大抵ゴムベルトの経年劣化でスリップ(空回り)になります。
自身もMSX2,2+,turboRの多くがゴムベルト切れのジャンク入手…FDDがなくては手持ちのMSX2ソフトで遊べないのでゴムベルトを大量購入して悉く張り替えました。
後に押入問題勃発で泣く泣く売却…今も現役稼動してるだろうか!?

・カートリッジスロットの清掃・接点復活
ファミコンにもあったカートリッジスロットの汚損問題、MSXにも当然あります。カセットテープやFDDのクリーニングキットに付属していたアルコールを綿棒に染み込ませ、汚れを拭いたら接点が復活しました。
今でもおもちゃ病院で接点故障を見かけたら接点復活剤を染み込ませて接点を拭きます。

・FDDヘッドの清掃
カセットテープのヘッド汚損と同じ要領で清掃します。記録媒体の磁性体がこびりつくと読み込めなくなるので当然のメンテナンス。
あまり強くこすると粘着テープが剥がれて最悪ヘッドが取れるので程々にしないとダメです。注意点
ディスクに付着したカビがヘッドにつく場合もあります…そんなディスクは断捨離する他ありません。当然ヘッドクリーニングは必須、もしコピー可能であれば外付けドライブを使ってコピーしちゃいます。

・フレキシブルケーブルの不具合
本体とキーボードを結ぶ薄いケーブル、これも端子の汚損で接触不良になっているものを多数見かけました。接点復活剤で何とかなる場合が多いです。

以前名古屋のMSXミーティングで不具合の解決方法を実演するも当時はさほど反応がありませんでした…既に多くの愛好家たちが実践してきたでしょうが、それより電子工作でセパレート型MSX2用にDOS/V用PS/2→MSX変換機を作った方がよかったと思います。