濃飛樹脂軌道

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既存住宅をスマートハウスにするには?

2019-03-02 16:51:00 | 電気・化学
電気屋として、そしてEV乗りとしての考察です。

最近テレビで話題のスマートハウス。積水など大手住宅メーカーはソーラー発電や蓄電池などともセットで新技術として売り込んできますが、いずれも既存住宅でも対応可能です。
現に自宅は3.5kWソーラー発電とEV充電コンセントは既に取付済、定置型蓄電池は不必要…とはいえVtoH(家庭⇔EVの電力連系装置)はまだ未設置。
ただ今ある道具で簡易ながらスマートハウス状態にできます。
1.5kWしか取り出せないものの温水器と居間のクーラー以外の電力はミーブパワーボックスで賄えますし、ソーラー発電からEVへの充電は100Vコンセント経由でできるようになっています。

ただもし仮に停電してミーブパワーボックスを使用しても多分電力は足りなくなると思われます。電子レンジ使用中は他の電気機器が使えないなどの不便も感じるでしょう…そうなったときにはじめてVtoH導入できると思います。
※我が家の大型決裁は夫婦の合意が必要、どちらかが反対すると大概のことは不可能。ミーブパワーボックスは自腹です(爆)

既存住宅のスマートハウス化で一番大掛かりになるのはVtoHの接続。太い電線を20m以上引っ張らねばなりません。
自施工のEV充電コンセントは基準ぎりぎりでVtoH配線より細いです。
あとは土木工事、基礎構築が最大の壁。
アイミーブの定位置だと25mは引き込まねばならず、もし今後リーフ導入ともなると駐車場スペース圧迫(不足)も考えられます。
仮に圧迫しない位置に付けてもVtoHから車への電源コードの長さが最低7m必要。ニチコンの低価格型(3.5m)が導入できません!!(爆)
…新築なら最初に設計する地点で配慮ができるので困りませんが、そこが既存住宅の場合の悩みどころです。