平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い177  安倍総理!みんなで渡れば怖くない???    2015.11.16.

2015-11-16 09:56:24 | 日記
平和の希い177 戦後70年 
      安倍総理!みんなで渡れば怖くない???    2015.11.16.

かつて、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」なんて言葉が流行りました。

G20の会議に合わせ、13日夜、パリ市内数か所で同時多発テロが発生し、多くの犠牲者がでました。
過激化集団イスラム国(IS)が、フランスのシリア内IS空爆に対する報復とのこと。
日本も含め各国首脳は、テロに対する憤りをあらわにし、非難。
米オバマ大統領は、「テロリストに鉄槌をくだす」と強調した。
昨日15日、フランスは米と協調してシリア国内のISが首都としているラッカを空爆。
ああ、憎しみの連鎖、テロの泥沼地獄がますます拡大するだけです。
安倍総理は、「テロに対して世界各国と連携して行く」と訪問中の行く先々の国で表明。
「みんなで渡れば怖くない」式の『世界首脳(政治家)世論の流れに乗っていれば怖くない』?みたい。
国連事務総長を含め、世界各国首脳(政治家)世論の流れは、「残虐非道のISは許せない」ですが、
国民市民の世論とは温度差があります。
テロに巻き込まれる国民や市民は、憎しみの連鎖によるテロの拡大は「ごめんだ」と思っているのです。

世界各国首脳(政治家)の憤りは良くわかりますが、怒りに任せて武力で解決しようとすれば、相手は
更なる武力で対抗します。戦争やテロの泥沼に落ち込んでしまうのです。

テロの根源は戦争なのです。戦争で沢山の人が死に、生活が破壊され、絶望と出口のない憤りが
テロの強力なエネルギーになっているのです。
武力行使を止めて、困難はあるでしょうが、極悪非道のISでも「兎に角、話し合いの土俵」に乗せて、
話し合いで解決する努力をしない限り、抜本的解決にはなり得ないのです。

安倍政権は、『皆で渡れば怖くない』式の発言を繰り返してばかりいないで、世界各国と連携して、
国連中心に、難しくて困難が多い事でしょうが、ISや抗争に関係する人々を、「話し合いの土俵に
乗せる」ことをどのように実現するかに傾注して力を発揮するべきです。

テロを無くす道は、国連を舞台に、話し合いで決着する努力しかないのです。