平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い183  おかしいぞ、国連安全保障理事会  2015.11.22.

2015-11-22 10:42:01 | 日記
平和の希い183  戦後70年
      おかしいぞ、国連安全保障理事会     2015.11.22.

対イスラム国で結束?
パリ同時テロを受け、国連安全保障理事会が過激派組織イスラム国(IS)のテロ行為を非難する決議を
11月20日、全会一致で採択した。仏は、国連加盟国に結束して対抗することを求めた。
対テロ軍事行動は「合法的な集団的自衛権として正当化される」と仏デラトル国連大使。
更に、「我々の共通の敵を打ち負かすための努力を続け、規模拡大していく」と発言。
国連の藩基文事務総長は、マリの首都バマコで起きたホテル襲撃事件について、「恐ろしいテロ攻撃だ」
と非難し、「マリ当局のテロリストや過激派組織との戦いを全面的に支援する」と声明。

何かおかしくないだろうか?エキスントリックに「対テロ戦で武力行使は当然」との大合唱。

テロの根源は、戦争です。戦争で家を焼かれ、生命の危険に晒され、生活を奪われ、自暴自棄になって
出口のない憤りが噴出、したくても仕事が無い世界の若者たちを誘う。自暴自棄の同調、連鎖。

世界各国の首脳が、国連安保理が、力でテロを抑え込もうとしているのです。
武力でテロを抑えこもうとすれば、更なるテロを呼ぶことになることは、これまでに何度も経験している筈。


今こそ、武力に依って物事を解決する方策を止めるべきで、国連も国連安保理もその役割を担うために
あるのではないのですか?

武力行使を止めて、困難はあるでしょうが、極悪非道のISでも「兎に角、話し合いの土俵」に乗せて、
話し合いで解決する努力をしない限り、抜本的解決にはなり得ないのです。

テロを無くす道は、国連を舞台に、話し合いで決着する努力しかないのです。
平和憲法を掲げている日本は、憤りに燃え上がって武力行使に加担するのではなく、冷静にテロを
引き起こしている根本である戦争(武力抗争)を無くすために、「話し合いの土俵」に関係国やテロ集団
を乗せることの重要性を主張し、実現へ努力を続けることです。