
今朝のNHKラジオで、立教大金子名誉教授のお話しを聴いて、日本の経済状況が大変なことに
なっていること、成る程と自分なりに納得し、まともな政治の重要さを再認識しました。
人手不足になれば、私のサラリーマン時代の4~50年前なら、働く人の賃金は上がった。
ところが、今は、上がらない。
デフレ脱却のためには、経済がうまく循環して、働く人の給料が上がり、消費できるカネがモノや外食など
サービスに回る。モノやサービスの値段も給料上がった分、相応に上がることが必要。
カネにゆとり無いと、我慢して、買い物や外食など控え、縮こまった経済、即ちデフレになってしまう。
安倍政権は、春闘の頃になると、経済界に賃金アップするように、「政府主導春闘」で、デフレ脱却のための
起爆剤の一つとして、「賃上げ」を実現するよう訴え続けているのだ。
ところが、経営側は、不透明な世界経済に備えなければならないし、経営の安定のために必要な「安定株主」を
尊重するために、配当を大きくしなければならないし、で、賃金アップに回さないで貯めこむ(内部留保)、
株価を高い水準で安定させたり、株主に安心してもらうなどのために、市場に出回っている自社株を買う。
自社株を償却すれば、株式数が減って、一株当たりの配当を高くできる。
働き方改革で、外国人労働者が増え、パート労働者の優遇政策など、労働者賃金を上げなくても、経営上困る
ことはない。正規労働者を減らしても、困らない。安い労働費用で経営できる。
終身雇用だった私達と違い、働く人の賃金は上がらない、いつクビになるか解らない、将来どうなるか解ら
ない不安を抱え、会社にとって都合が良い有能者とそうでない人の格差が広がる。
落ちこぼれないためのストレスは、有能者だって、相当なものの筈。
働く年代の賃金が、私達の年金を支えていることを思うと、感謝の気持ちと同時に、私達の年金も「あやふや」
なのだ、と、何とも複雑な心境。
サクラ問題で、ゴタゴタしている場合ではない、と、八つ当たりしたくなる。
ウォーキング中に出会った花。



12月5日、「今日は何の日カレンダー」より
社会福祉週間(12/5~12/11)、納めの水天宮
▲聖徳太子、冠位十二階を制定(603)▲コロンブス、サント・ドミンゴを発見(1492)▲モーツァルト、ウィーンで
チフスのため死亡。35歳(1791)▲長州藩が吉田松蔭を投獄する(1858)▲東京女医学校設立(1900)
▲東京府が日暮里に初の公設質屋を開く(1919)▲アメリカ禁酒法廃止(1933)▲ソ連、スターリン憲法を制定(1936)
▲セントラル野球連盟結成(1949)▲米空母、日本近海で水爆を搭載した攻撃機を落とす(1965)
▲第34回総選挙で自民党敗北(1976) ▲広島原爆ドーム・厳島神社が世界文化遺産に(1996)
▲南アフリカ元大統領ノーベル平和賞ネルソン・マンディラ没(2013)。▲羽生善治、史上初永世7冠に(2017)
▲ファーウェイ孟副会長米当局の要請で、カナダ・バンクーバーで逮捕される(2018)