平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い1718 ハケン(覇権)ヤーメタ 

2019-12-18 09:55:21 | 日記

米・トラさんは、第二次世界大戦後、英国に代って覇権国家となった米国なんだけれど、「覇権なんて、
アメリカの利益にならないから、覇権ヤーメタ」ということのようだ。

米国が、世界の警察を維持できなくなったのは、米財政の逼迫と米世論。
各地で起きる紛争を治めるために、膨大な戦費と、若者を投入。結果、財政を圧迫、国内世論は厭戦ムード。
トラさん、「バカらしくて、世界の警察なんてやっちゃいられるか」と「アメリカさえ良ければ」に猛進。
覇権の変遷を見ると、覇権国家が入れ替わるのは、覇権国家が膨大な財政負担に耐えられなくなった時。
「経済力に裏打ちされた軍事力がある国」が、覇権を握り、その軍事力を支える経済力が「衰えて」、新たな
「経済力に裏打ちされた軍事力がある国」にとって代わられて、覇権が入れ替わる。

大航海時代を制し、植民地大国となって、銀など資源で得た強力な経済力を背景に、欧州覇権国家スペイン。
スペインの無敵艦隊を破り、覇権を目指していたイギリス。イギリス・スペイン戦争を横目に、東インド会社
で蓄えた経済力で、スペインから独立した「オランダ」が、一時欧州覇権国家に。
スペインを叩き潰したイギリスが、オランダに対抗する東インド会社をつくり、蓄えた経済力でオランダを破り、
アヘン戦争で中国を飲みこんで、欧州とアジアの覇権国家となった。
イギリスは、第一次世界大戦で、軍事費負担に耐えられなくなって、アメリカに借金した。
第一次世界戦争では、蚊帳の外だった米国は、戦争負担無く、資源豊かなアメリカが、「経済力に裏打ちされた
軍事力がある国」として、イギリスにとって代わり、第二次世界大戦の中心となって世界覇権国家に。
ソ連との覇権争いは、軍事力を支えられなくなった経済の疲弊がソ連の自滅を招き、アメリカが、名実ともに
世界の覇権国家になった。

さすがのアメリカも、世界の平和を守る「警察(軍事力)」を支える経済力が限界となり、影響力が低下した。
一帯一路を掲げ、世界の生産工場で蓄えた経済力を背景に、中国が、「経済力に裏打ちされた軍事力がある国」
として、アメリカに取って代わろうと登場。
例え中国が覇権国家になっても、同じように「経済力に裏打ちされた軍事力」がどこまで続くか。
スポーツなど競技の「覇権」は、平和的。世界を牛耳ろうとする「覇権」は最悪の人災である「戦争」が伴う。
トラさんの「ヤーメタ」で、戦争が無くなる訳ではない。覇権のために中国は、圧政・侵略を進めるのだろう。

シクラメンの季節です。輸入されたころは、「ブタまんじゅう」と言う名前だったとか。

12月18日、「今日は何の日カレンダー」より
国連加盟記念日(外務省)、納めの観音、頭髪の日(毎月)、米食の日(毎月)▲源実朝の『金塊和歌集』完成(1213)
▲平賀源内食を断って獄死。51歳(1779)▲アメリカで奴隷制、廃止(1865)▲銀座、京橋にガス灯ともる(1874)
▲上野の西郷隆盛像の除幕式。作者は高村光太郎の父高村光雲(1898)▲東京駅開業(1914)▲日本の国際連合加盟
案可決。1933年に国際連盟を脱退して以来23年ぶりに国際社会に復帰(1956)▲戦後初の国産旅客機YS11
完成(1962)▲イギリス会議で死刑の永久廃止を可決(1969) ▲ベトナム戦、北爆開始(1972)▲ソ連友人宇宙船
打ち上げ(1973)▲三菱石油水島製油所で原油流出事故(1974)▲ロッキード事件で田中角栄有罪判決後の、
総選挙で、自民大敗(1983)▲東証株価指数史上最高(1989)▲韓国・金大中大統領に(1997)▲東京湾アク
アライン開通(1997)▲チェニジアで「ジャスミン革命」アラブの春の先駆け(2010)▲裁判員制度後初めて
死刑判決受けた受刑者が、死刑執行される(2015)