
30年程前、バブルの真只中に、兄が鎌倉に近い、横浜の住宅団地に「自慢の我が家」を造った。
今年の8月22日、転倒頭部内外の出血で救急搬送され、脳梗塞で右半身と言語障害、更に副腎にガンが
見つかり、40年つき合って来た糖尿病で身体・血管がボロボロで、検査や手術に耐えられないとわかり、
ハードな検査やガンの手術・化学療法など断念、ガンとどこまで共生できるかは、「天命」に任せる、と
24時間完全介助、看護士常駐の老人ホームに移った。
11月13日、老衰のため、永眠。
12月21日に、故郷長野市の両親が眠るお寺で、本葬。
昨日は、娘にも同行してもらい、兄自慢の、家の中の遺物の整理を業者さんに依頼、土地家屋の売却の
依頼を不動産屋さんに依頼。伸び放題の木々が、帰らない主の手入れを待っているようだった。
今年作った梅酒、去年作ったらしい梅酒が、飲んでくれる兄がいなくなったことも知らず、キッチンの
下の扉の中に並んでいた。持ち帰り、兄の残念な気持ちを汲み取ることにした。
取り敢えず、年内に出来る、兄の終いの始末を終えた。
これから、相続財産の確定、相続手続き、土地家屋の売却、兄の最後の「確定申告」が残っている。
「終いの始末」、娘に、「私に苦労かけさせないようにちゃんとしておいてよ」と言われ、
「自信ないなあ」と、独りごと。死ぬ時を選ばないだけに、難しい問題なのだ。
この夏、兄の庭に咲いていた花。



12月28日、「今日は何の日カレンダー」より
官庁御用納め、納めの不動、にわとりの日(毎月)
▲平清盛、平重衡に命じ、南都興福寺を焼き討ち(1180)▲ガリレオ海王星を観測(1612)▲八百屋お七の自宅放火
がもとで江戸大火(1682)▲メキシコ、スペイン軍を破り独立(1812)▲宇都宮駅前に初の駅弁。にぎり飯と
たくあん。ひと包み5銭(1886)▲レントゲンがX線撮影に成功したと発表(1896)▲大日本相撲協会設立(1925)
▲宗教法人令を公布。宗教法人と認められた団体は自由に布教活動が可能に(1945)▲アメリカの社会学者ルース
・ベネディクトの日本人論「菊と刀」出版(1948)▲バングラデシュが非常事態宣言(1974)▲俳優の田宮二郎が
散弾銃で自殺(1978) ▲山陰線余部鉄橋列車転落事故(1986) ▲三陸沖はるか地震M7.2(1994)▲松井秀樹
現役引退表明(2012)▲慰安婦問題、日韓外相が「最終的かつ不可逆的に解決」として合意(2015)