昨年2022年度の、国家予算の元になる、税金収入は、71兆円台、過去最高との報道。
伸びた理由を見ると、喜んでいられない。
景気が良くなって、企業も、個人も、いっぱい税金を払えて、国の税金収入が増えた、と言うなら、喜んで
も良いのですが、どう見ても、喜べません。
電力や車などの燃料や、小麦や大豆など食料品を、輸入に頼っている日本は、円安が進んでいる中、『高い』
おカネを払って、外国から買っているために、電力料金や、パン・豆腐納豆・食用油など、また、高いトウモロコシなどの飼料を食べた牛豚鶏などの肉も高騰、物価が上がったことで、物価×消費税率、国は、消費税収入が増えたのです。私達の生活が、犠牲になっているのです。
また、円安は、企業、特に世界を股に商売している、大会社(グローバル企業=地球規模の企業)の利益を、
膨らますのです。企業の努力に関係なく、円安という、棚ボタで、利益が大きくなるのです。
20年程前、ある、メガバンクグループの株主総会に出席して、質問したことがあります。
当時の、為替レートは、バブルがハジケた後で、1ドル=105円位でした。
その時「1円円安になると、利益はどのくらい増えるのですか」と質問したら、「15億円」とのことでした。
逆に、1円円高になると、15億円利益が減ると言うのです。
企業の決算は、「円」で行うのですから、円安になればなるほど、利益は膨らみ、納める税金も増えるのです。
税収、過去最高なんて、喜んでいられないのです。
もっと喜んでいられないことは、日本の国家予算が、約140兆円、増えたといっても、税収が71兆円。
半分は、借金(国債)で賄っているのです。国民1人当たりの借金は、1000万円超なのです。
このような、財政状態の中で、「軍拡狂騒」に巻き込まれ、防衛予算を大幅に増やそうと言うのです。
この防衛予算のために、増税するか、借金で賄うか、と、岸田政権は、選挙で国民の支持を失ってしまうかどうか、国民の顔色をウカガイながら、決めかねて、先延ばししているのです。
健全な、税収に裏付けられた予算という、財政の健全化は、増税など国民の負担が避けられないので、国民に不評を買うことを嫌って、政治家(屋)である、与野党議員は、やろうとしないまま、借金のツケをどんどん「まごこ」の代に回しているのです。
若い方々には、しっかり政治家の言動を見極めて、政治家を見張って頂かないと、「こんな筈じゃなかった」
と、戦争や重税に巻き込まれることになってしまいますよ。選挙で、棄権は絶対ダメです。
ウォーキング中に出会った花。
6月29日「今日は何の日カレンダー」より ビートルズ記念日、肉の日(毎月)
▲東海、東山両街道にて渡し船、浮き船、宿屋をつくる(835)▲幕府、清との密貿易を厳禁(1718)
▲ドイツに生まれ、ロシア皇太子妃となったエカテリーナ2世、皇帝となった夫を退け、自らが女帝の地位に。
無血革命に成功(1762)▲東京九段に招魂社創建(1869)▲治安維持法を改正、公布(1928)▲マリリン・モンロー、
アーサー・ミラーと結婚(1956)▲十勝岳爆発(1962)▲ビートルズ来日(1966)▲新宿西口地下広場で7000人を
めた反戦フォークソング集会、64人が逮捕(1969)▲伊豆東方沖地震(1980)▲礼宮文仁殿下・川嶋紀子さんが結婚
秋篠宮と称す(1990) ▲ゼネコン汚職収賄で仙台市長逮捕(1993)▲韓国ソウルのデパート全壊512人死亡1995
▲スペースシャトルロシア宇宙ステーションとドッキング(1995)▲広島県中心に中国地方に集中豪雨36人
亡(1999)▲北朝鮮と韓国の艦艇が黄海で銃撃戦19人死亡(2002)▲iPhone米で初販売開始(2007)