昨日、6月23日は、78年前、太平洋戦争が終わりに近い頃の、沖縄での地上戦が終わった日です。
米軍は、1945年4月1日に、沖縄に上陸、空襲や艦砲射撃などで、猛攻撃、日本軍は、武器弾薬も尽きた
中で、悲惨な闘いに必死で、沖縄県民を守るゆとりはなく、負傷兵を看護するために動員した女学生にまで、
「解散命令」を出していたのです。
守ってくれない軍隊、行き場を失った「ひめゆり部隊」の方々は、米軍の砲撃などの猛攻で亡くなったり、
辿りついた喜屋武(きゃん)岬で投身自殺したり、手りゅう弾で自決(自殺)せざるを得なかったのです。
解散命令以前に亡くなった方は11人、解散命令後に亡くなった方は112人、生存者はたった5人。
ひめゆり部隊は、必要な時にはかり出され、敗戦必至になったら、見捨てられたのです。
沖縄県には、日本にある、米軍専用施設面積の約7割が集中しています。
岸田政権は、ロシアのウクライナ侵略戦争や、中国の台湾侵攻リスク対応ために、防衛力を強化する、
と、今までの「防衛費予算枠」を超える方向に、政策転換しました。
相手のミサイル発射拠点をたたく、「反撃能力」を持って、同盟国と、連帯して、中国や北朝鮮の武力侵攻を、
「抑止」して行く、「戦争ありき」前提の、軍拡狂騒に巻き込まれているのです。
反撃能力は、相手国も同じ。日本の自衛隊基地、駐留アメリカ軍基地を射程に、中国も、北朝鮮も、弾道
ミサイル網が出来上がっているハズです。
もし、中・ロ・北朝が、戦争を仕掛けるようなことがあれば、核戦争になり、基地があっても、初戦では、
いっとき応戦できるかも知れないが、結局は、基地が、いち早く攻撃されるのです。
米中が戦争すれば、同盟国の欧州の国々や日韓なども巻き込まれ、核兵器が飛び交う大戦争になって、世界中に
放射能がばら撒かれ、人類滅亡に繋がるのです。
だから、もう、大戦争は出来ないのです。
基地があっても、初めは、役に立っても、戦争が始まってしまえば、核兵器のマトになるだけで、役に立たない
のです。
沖縄の、「慰霊の日」を契機に、沖縄の基地ばかりではなく、世界から、軍事基地を無くすことの国際的な同意を、
得られるように、どう進めるべきか、世界の政治家が取り組んで欲しい。
政治家が悪用する、軍隊を、すべての国から無くすことに、真剣に取り組んで欲しい。
6月24日「今日は何の日カレンダー」より UFO記念日、ドレミの日、林檎(美空ひばり)忌・麦の日
▲壬申の乱(672)▲イタリアの僧侶ギドーがドレミの音階を定める(1024)▲H2O発見(1783)▲ペリー、
琉球王朝を威嚇し、貯炭所建設の権利を獲得する(1853)▲露兵樺太函泊を占領(1869)▲ベルリンで、警察犬、
誕生のきっかけ。たまたま刑事が連れていた愛犬が活躍(1910)▲アメリカの実業家が自家用機で飛行中、「空
飛ぶ円盤」を発見。これが最初のUFO目撃。UFO(unidentified flying object=未確認飛行物体)と米空
軍が命名(1947)▲阿蘇山大爆発。12人死亡(1958)▲本州各地での集中豪雨。死者・行方不明者357人(1961)
▲萩野昇ら、学会でイタイイタイ病のカドミウム原因説発表(1961)▲黒人の「貧者の行進」、ワシントンに非常
事態宣言(1968)▲美空ひばり、没(林檎忌)(1989) ▲小笠原諸島世界遺産に(2011)▲英・国民投票でEU
離脱決まりキャメロン首相辞意(2016)▲2026年冬季五輪イタリア・ミラノ他に決定(2019)