平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い3733  民話の世界 

2025-01-19 11:48:56 | 日記

昨日は、さいたま市シルバー人材センター「傾聴あゆみ」大宮地区の勉強会「楽々(らくらく、がくがく)講座」でした。

テーマは、「民話の世界」と言うことで、民話を創り、小説を書いている、「傾聴あゆみ」会員の森田充(たかし)さんに講師になって貰いました。

森田さんが創った民話4点を読んで、出席者が感じたことを、自由に、井戸端会議みたいに、ワイワイガヤガヤ

感じたままに、話しが盛り上がりました。

私なんかは、ともすれば、「どういうことを主張したいのか」「筋が、良く判らない」とか、理屈で解釈しがちになる日常なモノですから、森田さんに、「この場では、常識ではなく情識で、学習ではなく、楽しむ楽習で、

感性を共有したいのです」と、にっこり、たしなめられました。

「追い出された夢神様」

 願掛けに来た、純真なこころの「お年寄りや少女」」などの願いを、願掛けに来た人の「夢」の中で、かなえてあげる夢神社の「夢神様」が、あるとき、なかなか勝てない若い相撲取りが、「強くなりたい」との願いに、

応えて、相撲取りの夢の中で、「富士山と相撲を取り、富士山を投げ飛ばさせた」のです。

ボロッちい夢神社の神様に比べ、裕福で堂々とした富士山の神様は、怒り、夢神社を「取り潰して」しまったのです。「夢神社は、跡形もなく亡くなってしまったけれど、夢神様は、信心深い人の心の中に、夢神社を残していったそうである」と終わるのです。

「天井裏の青大将」

お母さんに連れられて行った、おじいちゃんおばあちゃんの「ぽつんと一軒家」に行った時の「壮太君」。一緒に行った妹と、道々、沢山のどんぐり拾ったりして楽しく遊びながらおじいちゃんの家に着き、母が作ってくれたおやつのサツマイモを食べていたら、天井から、大きな腹の青大将が落ちてきた。怖い思いで、「青大将を追い出して」と、おじいちゃんに言ったら「青大将は、ネズミを捕ってくれるなど、守ってくれているのだよ」と大事に、天井に返したのです。壮太君は、怖くて、食事も喉が通らず、寝ていても、顔の上に青大将が落ちてくのでは、と布団をかぶって寝ていました。

あれから70年、おじいさんの家はなくなり、おじいさんとおなじ年となって、おばあさんと二人きり。

二人でお茶を飲むとき、壮太じいさんは、ささやくのです。

「どんぐり並べてたどって行けば、遠い昔に帰れるよ」と終わるのです。

他に、「河童を待って」「金木犀」も、ことほどさように、メルヘンチックに終わる民話なのです。

森田さんの、優しいこころが、作った民話に映っているようで、感動しました。

現代詩の、寺田さんといい、民話の森田さんといい、傾聴ボランティアの仲間の皆さんの中には、いろいろな才能をお持ちの方がいるんだなあ、と改めて感心、ボケてはいられないと、刺激と感動を頂きました。

森田さん、ありがとうございました。

講座準備など、お骨折り頂いた、宮沢お宮地区リーダー、山岸サブリーダー、のお二人にも感謝です。

出席者の皆様、お疲れ様でした。感性を大切に、傾聴ボランティア頑張りましょう。

(楽々講座風景の写真取り込み失敗。取り込み出来たら後から追加します)

1月19日、「今日は何の日カレンダー」より のど自慢の日、家庭消火器点検の日、馬に親しむ日(毎月)
▲空海に東寺を与え、教王護国寺と命名(823)▲スイスで宗教改革(1523)▲中村勘三郎一座、江戸城へ(1651)
▲咸臨丸アメリカを目指し出帆(1860)▲少年少女の映画鑑賞禁止(1927)▲毛沢東「新民主主義論」発表(1940)
▲NHKラジオ「のど自慢素人音楽会」開始(1946)▲日米新安保条約調印(1960)▲東大安田講堂を封鎖していた

学生が前日から機動隊と衝突。封鎖が解除される(1969)▲手塚治虫の「ブラック・ジャック」の連載が始まる

(1973) ▲田部井淳子、世界6大陸の最高峰制覇(1991) ▲日航が会社更生法申請(2010)▲大鵬亡くなる72歳

(2013)▲1995年の地下鉄サリン事件での殺人罪などオーム真理教団による一連の事件で起訴された192人全員の刑事裁判が終結(2018)▲食品公害「カネミ油症被害者連絡会」設立(2019)▲東京・池袋で2019年暴走車によって死亡した母子ほか9人が重軽傷を負った事故で、遺族らが損害賠償を求める民事訴訟を起こす(2021)▲テレビ東京の子供向け「おはスタ」が「最多エピソード数」でギネス世界記録認定(2022)▲韓国ユン大統領非常戒厳で内乱を首謀した罪として、逮捕される。現職大統領が逮捕されたのは初めて(2025)