平和への希い


 
  積極的平和主義とは、世界のすべての国が、日本
  の平和憲法を掲げる努力をすることです。

平和への希い186  調和を尊重することで平和を       2015.11.25.

2015-11-25 10:03:29 | 日記
平和の希い186  戦後70年
 
     調和を尊重することで平和を       2015.11.25.

昨日11月24日の日経新聞「私の履歴書」で洋画家絹谷幸二さんの㉓『子供への授業』、すごく
感心しました。
「(アートアカデミーの授業で子供たちに)絵の具はそのまま使ってはダメだよ。チューブから出した
そのままの『赤』では全員が同じ色になる。緑や他の色をほんの少し混ぜてごらん。料理の時に
甘いお汁粉に塩、辛いカレーに蜂蜜を入れるように、隠し味を入れてみよう」

「反対の色や意見を取り入れながら、個性をはぐくみ、調和を尊重する。それは人間の文明の力であり、
知恵である。」


世界は、沢山の人種・民族が存在し、信奉する宗教・価値観もいろいろ。そして、主義主張もそれぞれ。
いろいろ違う立場、主張を取り入れながら調和を尊重できれば、平和裏に共存できる筈です。
気に食わない集団を「根絶やし」するために、武力に依る殺し合いすることで平和を実現できる筈がない。


極悪非道のISでも、なりたくて極悪非道になったわけではない筈です。
国連を土俵にして、どんな言い分でも土俵に上げて、調和を尊重することが、戦争やテロを無くす唯一の
知恵だと思うのです。

平和への希い185  アメリカの対中国での国益論       2015.11.24.

2015-11-24 10:27:03 | 日記
平和の希い185  戦後70年
 
      アメリカの対中国での国益論       2015.11.24.

昨日11月23日の日経新聞「グローバルオピニオン」で米国防総省顧問マイケル・ピルズベリー氏の
談話にびっくり。記事を抜粋。
『1972年、ニクソン大統領が訪中して以来、米国はあらゆる支援を通じ、中国が強くなるのを手伝って
来た。

中国が強大で豊かになれば、ジーンズやロック音楽を好む中間所得層生まれ、米国のようになっていく。
やがて民主化が進み、中国は米国の同盟国になるに違いない。中国を助けたのは、こんな前提を信じた
からだ。
70年代は、米国のライバルは、日本であり、貧しく遅れていた中国は決して米国に挑むことはない、と
みられていた。つき合うべき友人は中国であって日本ではない。こうした見方を初めにキッシンジャー
元国防長官が唱え、次第に米国内に広がって行ったのだ。

いまだに、ワシントンでは、中国が協力相手になるとの希望的観測が幅を利かせ、支援が続けられて
いる。オバマ政権は、中国のイノベーションを促す会議を発足させ、最も優れた科学者や起業家が
ノウハウを手ほどきして来た。

米国が、中国への幻想を捨てられないのは72年以来、両国が様々な秘密協力によって結ばれてきた
実績があるからだ。(中略)米国の政策決定者の多くは今後も中国と協力できると思っている。
(南シナ海の人工島などの)問題は一時的なものに過ぎないと考えているようだ。(中略)
米国は米中秘密協力について日本に一切、教えてこなかった。日本は憲法の制約上、他国に軍事支援できない
上、秘密工作を担う機関もないので、知らせる必要はないと考えられてきたのだ。(
中略)中国は、建国
100周年の49年までに米国を抜き、世界覇権を握るというマラソン戦略を着々と進めている』
そして、米国に『対中国、甘い幻想捨てよ』と発言。

大国は国益のたに、いかなる変身もするのである。日米同盟の裏には、お調子者の安倍総理が浮かれて
いられない米中秘密協力があることを知り、米国益に振り回されず、平和憲法を逸脱しない世界観で、
戦争やテロを無くすための努力をすべきではないでしょうか?

平和への希い184   故ケネディ大統領の言葉       2015.11.23.

2015-11-23 10:06:13 | 日記
平和の希い184  戦後70年
 
      故ケネディ大統領の言葉       2015.11.23.

昨日11月22日は、1963年の同じ11月22日に、アメリカダラスでジョン・F・ケネディが暗殺された日。
ケネディは名言を数多く残しています。
そのうちの一つ、
『人類は戦争を終わらせなければならない。そうでなければ戦争が人類を終わらせるだろう』
人類を何回も全滅できる「核兵器」が、国連常任理事国中心に保有されているのです。
この状態で、世界戦争になれば、核兵器が確実に人類を滅亡させるでしょう。
ケネディの言葉の重みを、世界各国の首脳は噛みしめ、国連中心に武力によるいかなる抗争も無くす
ことです。

「テロと戦う」と団結した世界の有力首脳。憎しみの連鎖でますますテロがエスカレート。
テロ集団がいつ『核兵器』を手にすることになるか。
恨みに燃え、自暴自棄で自爆を「ものともしない」彼らが『核兵器』を持ったら、確実に人類は終わる。
世界警察のアメリカが、フセインの「大量破壊兵器」や北朝鮮・イランの「核開発」に神経をとがらせ、
ストップ掛けようと躍起になっているのは、ケネディの言葉を良く解っているからでしょう。


テロ集団を、有志連合に「同舟異夢のロシア」も加わって、武力で「根絶やし」しようとしています。
世界に散らばった、戦争や内戦などで恨みのテロ集団を、武力で「根絶やし」できる筈はありません。

今こそ、武力に依って物事を解決する方策を止めるべきです。人類滅亡を避けるために。
武力行使を止めて、困難はあるでしょうが、極悪非道のISでも「兎に角、話し合いの土俵」に乗せて、
話し合いで解決する努力をしない限り、抜本的解決にはなり得ないのです。
テロを無くす道は、国連を舞台に、話し合いで決着する努力しかないのです。

平和憲法を掲げている日本は、憤りに燃え上がって武力行使に加担するのではなく、冷静にテロを
引き起こしている根本である戦争(武力抗争)を無くすために、「話し合いの土俵」に関係国やテロ集団
を乗せることの重要性を主張し、実現へ努力を続けることです。

ケネディの言葉を、私達人類は肝に銘じなければいけないと思います。

平和への希い183  おかしいぞ、国連安全保障理事会  2015.11.22.

2015-11-22 10:42:01 | 日記
平和の希い183  戦後70年
      おかしいぞ、国連安全保障理事会     2015.11.22.

対イスラム国で結束?
パリ同時テロを受け、国連安全保障理事会が過激派組織イスラム国(IS)のテロ行為を非難する決議を
11月20日、全会一致で採択した。仏は、国連加盟国に結束して対抗することを求めた。
対テロ軍事行動は「合法的な集団的自衛権として正当化される」と仏デラトル国連大使。
更に、「我々の共通の敵を打ち負かすための努力を続け、規模拡大していく」と発言。
国連の藩基文事務総長は、マリの首都バマコで起きたホテル襲撃事件について、「恐ろしいテロ攻撃だ」
と非難し、「マリ当局のテロリストや過激派組織との戦いを全面的に支援する」と声明。

何かおかしくないだろうか?エキスントリックに「対テロ戦で武力行使は当然」との大合唱。

テロの根源は、戦争です。戦争で家を焼かれ、生命の危険に晒され、生活を奪われ、自暴自棄になって
出口のない憤りが噴出、したくても仕事が無い世界の若者たちを誘う。自暴自棄の同調、連鎖。

世界各国の首脳が、国連安保理が、力でテロを抑え込もうとしているのです。
武力でテロを抑えこもうとすれば、更なるテロを呼ぶことになることは、これまでに何度も経験している筈。


今こそ、武力に依って物事を解決する方策を止めるべきで、国連も国連安保理もその役割を担うために
あるのではないのですか?

武力行使を止めて、困難はあるでしょうが、極悪非道のISでも「兎に角、話し合いの土俵」に乗せて、
話し合いで解決する努力をしない限り、抜本的解決にはなり得ないのです。

テロを無くす道は、国連を舞台に、話し合いで決着する努力しかないのです。
平和憲法を掲げている日本は、憤りに燃え上がって武力行使に加担するのではなく、冷静にテロを
引き起こしている根本である戦争(武力抗争)を無くすために、「話し合いの土俵」に関係国やテロ集団
を乗せることの重要性を主張し、実現へ努力を続けることです。

  

平和への希い 182 話し合いでしかテロを無くせない

2015-11-21 12:51:33 | 日記
平和の希い 182 戦後70年
       話し合いでしかテロを無くせない
 パリで同時多発テロ、マリの首都バマコでホテル襲撃テロ。   
 テロは許せないと誰もが思う。
 でも、恨みに、恨みで対抗すれば、際限ない恨みの連鎖になる。

 悲惨な空爆で多くの血が流れ、市民を巻き込んで難民があふれる。
 テロで、市民・旅行者など直接武力行使に関係ない人々を巻き込
 んで殺戮の恐怖を煽る。

 どんなに大変でも、話し合いの土俵で、お互いの言い分をぶつけ
 妥協点を見出す以外に、テロは無くならない。

 たとえ、極悪非道のイスラム国(IS)でも、話し合いの土俵に
 引っ張り上げる努力を積み重ねることです。困難の壁は高くても。
 そのためにも、報復的な空爆など武力行使を即時止めることです。
    言葉を授かった人間が、言葉で物事を解決しなければ
    人間であることを放棄していることになりませんか?