天気の良い春の休診日。
とりあえず奥三河を目指して151号線をひた走る。
新緑が目に眩しい。
正午過ぎ、東栄町に差し掛かる。
そうだ、知り合いのお店で飯を食おう。
東栄町の「やま正」さん、20年以上前まだ彼が岡崎に住んでいた時にアマチュア無線でお話しした。
その数年後、彼は親のお店を継ぐために東栄町に帰って行った。
そんな繋がりで東栄町に行ったときには「やま正」に顔を出す。
もしかすると以前行ったのはコロナ前だったかも知れない。
店に着くと駐車場はほぼ満車。
彼のお家の敷地に停めさせてもらう。
以前からの知り合いだからと言う甘えである。
メニューは色々あるが特性ラーメンを頼んだ。
最初に彼に声を掛けようかと迷ったが、お昼時のピークだったので止めておいた。
だが、声を掛けずに帰るのもなんとなく名残惜しいので、会計の時に女将さんに告げたら、厨房の彼を呼んでくれた。
アマチュア無線について少し話して「やま正」を後にした。
「やま正」に行く途中で三遠南信自動車道の入り口があったので、そこまで戻って自動車道に乗った。
行った先に佐久間ダムがあるので、そこを目的地とした。
何もかもが巨大だ。
普段細かい仕事をしているので、その反動か巨大だったり雄大な物に惹かれる。
「佐久間ダム電力館」を見学した。
佐久間ダムの建設の歴史や電力事業の啓蒙の展示が主である。
小学校の高学年の時に体育館で「黒部の太陽」を観たのを思い出した。
電力館の2階から出るとそこは展望デッキのようになっており、佐久間ダムやダム湖が良く見える。
さて、帰ったら菜園の畑仕事をしなければ。
日の高いうちに帰着するように、帰りは特にどこに寄るともなく、来た道に車を走らせた。
(今回は、「です。ます。調」をやめて、ハードボイルド風で文体を遊んでみたよ。)