城郭ビィスタ論 上文字クリック
対話者
魏志倭人伝を長谷川先生から学びました。
卑弥呼の時代「魏」の時代に楽浪郡「らくろう郡」が
朝鮮半島に設置された事も学びました。
それから大津市で古代朝鮮式の地下床暖房オンドル
が発掘された事もお話されました。
そして万葉集も先生は紹介されました。
長谷川
高嶋市で遊牧民族しか使わないオルドス型刀剣の
鋳型が出た話といい高嶋のマキノは牧野だったのか?
朝倉義景館の堀から『御者たやとの』の木簡が出て
います。『御者』は馬の飼育をする人の事です。
『たやとの』浅井一族の「田屋一族」の事です。
もっとも近江浅井氏は天平勝宝5年(753)の浅井直馬養
あざいのあたいえうまかい
との関連も指摘されてます。
対話者
見ました見ましたあの大きな山城田屋城の畝掘り!
広い広いマキノ高原も見ましたよ。すごかった。
長谷川
さて
楽浪さざなみの 志賀の辛崎 幸くあれど 大宮人の 舟待ちかねつ 万葉巻1-30
近江の志賀の辛崎は昔のままにあるが、もう大宮人の舟には出逢えなくなってしまった。
楽浪の 志賀の大わだ よどむとも 昔の人に またも逢わめやも 万葉巻1-31
近江の志賀の大わだがいくら淀んでも、昔の大宮人にはもうめぐり逢えない。
楽浪は近江の枕言葉なんですよ
勅撰和歌集『千載和歌集』文治三年(一一八七)九月。
千二百首のうちの一首に平忠度の歌が取り上げらてます。
朝敵となった平家方の人なので、「故郷の花」という題の歌一首は、
名を隠し、読人不知(よみひとしらず)とされた。
『さざなみや志賀の都はあれにしを昔ながらの山櫻かな』
平忠度「ただのり」の事です。
長谷川
民間では無賃乗車を
薩摩守「さつまのかみ」という隠語が近年に
作られました。わかりますね?「ただのり」なんです。
肥後守と言えば小刀「ナイフ」の事です。