令和4年2月19日城郭フオーラム中止のお知らせ
◆理由
残雪、積雪による現地城郭遺跡見学不可能の為
コロナウイルス蔓延に配慮した社会的対応の為
◆長谷川
去る1月15日の長浜臨湖の塩津地区の城郭分布
解説に多数御来訪を賜り改めて深く感謝します。
◆対談者
2月19日参加申し込み者は多数あったと聞きま
す。1月15日の臨湖城郭講演が好評でしたから。
◆次回開催予定
令和4年3月19日土曜 小谷城(大嶽城関連遺跡)
予約先☎0749-86-4145
ウッデイパル余呉城郭係り
◆質問者
先生の講座や見学会に御参加された方に御推薦
を申上げる事や要点や学習の眼目とは何ですか?
◆長谷川
城郭用語や歴史用語を全て強記する必要は全く
ありません。一回の見学会、講座で一番大切と
感じた事や、強く印象に残った事を小さなメモ
帳自分の『城郭メモ帳』に記録しておきましう。
100の事項を暗記する事は受験生の受験勉強です。
勉強は強いて勉めると言う事で第三者から求め
ているもの自習や体験学習実践として身に付く
10の重要事項を認識した人は1から10悟れます。
10×10=100という計算なら100悟れます。家の
礎石は10個確保して100以上の建築部材を建つ。
◆質問者
長谷川先生の見学会の特徴とは一体何ですか?
◆体験者1
城の本で学んだ城郭構造解説書は現実には役に
は立たず現地で体感した経験が身に付きました。
◆対談者
自転車、水泳、も実体験しないと身に付かない。
体験学習や実技、実践編とも言える内容ですよ。
◆体験者2
城って石垣や天守が主要だと長年誤認してまし
た城の本質は「土+成=城」である事を徐々に
認識出来ました。土の壁で外敵を守るのが城だ。
よくよく考えてみると日本の城の90%は土の城。
石垣の城は近世城郭とよばれる形式の城ですよ。
◆長谷川
人間の記憶原則は「初源体験」が物事の印象論
として脳内に固定されます。それはシナプスと
言われる電気神経系の記憶が城の印象を石垣や
天守へと固定概念が定着する事は否定出来ない。
◆対談者
それは言えます。生まれたばかりの鴨の赤ちや
んの全てが本物の親鴨ではなくニセの人形の親
に追従し初心者であるが故ニセ者に付いて行く。
◆体験者
典型的な土から出来た中世城郭に白壁と瓦や石垣
のある模擬天守が建てられている事がありますが
世の中の大多数の人が城=石垣、天守、水堀等の
強い印象を時代劇と繰り返される観光宣伝により
自然に何度も何度も記憶と印象を植え付けれてる。
そう言う社会現象を客観的に認識した上で土の城
に真正面から対峙する事が城址学習の根本となる。
◆反論者
そんな真面目で青臭い事を言うのは止めましょう!
観光行楽を楽しむ人の本心は歴史的現実など無視!
観光行楽の原則は「快楽原則」で「学習」でない!
◆質問者
世界遺産認定の意義って何でしょうか?
◆長谷川
世界遺産は人間が創造した肩書きにしか過ぎないと
時に思います。日本に残る名城なども人間が創作し
た肩書きと言えます。むしろ遺跡を堅実かつ冷静に
認識する能力を身に着ける能力が人生において遺跡
を鑑賞する糧となります要するに鑑定力や真贋を見
分けるスキルアップです。
◆対談者
有名な音楽家がレコーデングで高価で有名な楽器を
レコーデング録音では使っていない場合があります。
評論家はおそらく有名ブンド楽器を演奏者が使って
ると論評していても、演奏家は二束三文のボロボロ
の楽器を使った。外見はボロボロでも録音して良い
音のする楽器を自分の主体性や感性に従って使った
それは良い物に対して他者や外部の意見よりも自己
確立して冷静に判断した事でしょう。自己確立です。
人が言うからじやなく。人の評判じやない。良い物
を選択するブランドや肩書きやラベルや名札は肩書
き文化や表層文化ではない心の奥に染み透る本物!