三流読書人

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ドングリ小屋住人 

気候変動と人間

2007年04月07日 16時52分13秒 | 地球環境
 ブリュッセルで開かれていた国連「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」第二作業部会は6日、地球温暖化の影響は予想以上に早く広範囲に及ぶとという報告書を発表した。
 IPCCは2月には、温暖化の原因が人間の活動にあるとし、今世紀末の平均気温が最大6.4度上昇すると推定する第一作業部会の報告を発表。
 温暖化の影響を評価した今回の報告は、対応を急ぐよう各国政府に重ねて迫るものである。

 報告では、
 アフリカでの穀物生産が急減する。
 ヒマラヤの氷河が解ける。
 北米や欧州では熱波に襲われる。
 と推定。

 大型台風・ハリケーンなど異常気象の広がりで農業も大きな影響を受け、各地で数百万もの飢餓をもたらす。
 1.5度~2.5度の気温上昇で、生物種の20~30%が絶滅する。
 と予測。

 この会議の報告をまとめるだけでも各国の利害に影響する気温上昇幅の許容限度などをめぐって紛糾したという。
 IPCCのバチャウリ議長は「今回明らかになった各地の影響を最も受けやすいのは貧しい人々だ。世界には彼らを救う責任がある」とまとめた。
 
 地球ができて40数億年、さまざまな生物、物体が生き変わり死に変わりして今日がある。
 「地球に優しい生き方」「環境に優しい生き方」などという言い方があるが、それは人間にとっての都合だけ。
 人類が亡ぼうとどうしようと地球にとっては痛くもかゆくもない。
 迷惑なのはその巻き添えを食う存在であろう。地球上の有りとある存在に迷惑をかけないことだ。