三流読書人

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ドングリ小屋住人 

暗愚の将と弱卒たち

2009年02月26日 12時50分31秒 | 政治 
勇将の下に弱卒なしがというが、やはり暗愚の将の下には弱卒ばかり。
中川昭一元財務大臣に続いて、笹川堯自民党総務会長の発言が国民の顰蹙を買い怒りの声が高まっている。

笹川自民党総務会長は、24日、都内で開かれた同党参議院議員の会合のあいさつし、森内閣当時科学技術政策担当大臣を務めていたことに触れ、「閣僚に任命されてうれしかったが、運悪くハワイ沖でアメリカの潜水艦が日本の船にどーんと当たりやむなく沈没した(自分も)」と語った。
2001年ハワイ沖で米原潜に愛媛県宇和島水産高校の実習線が衝突され沈没、9人の生徒・教職員が亡くなった。
そのとき森首相はその報告を受けながらゴルフを続け、国民の怒りを買って退陣した。
薄汚い森元首相やおのれの科学相辞任をその沈没に例えたものらしいが、笑わしちゃいけない。
そのことと、9人の命を奪った事件、その犠牲者や遺族、関係者の悲しみと怒りが同列に並ぶものか、ふざけるな。
麻生首相よくよく人を見る目がないか、自民党という組織は人材がないか、馬鹿ばっかりの内閣である。

これについて、自民党河村健夫官房長官は、記者会見で「遺族の方からすると、あの時のことを思い出させる話だ。あまり気持ちのいいものではない」と述べ、発言は不適切との認識を示した。
また、民社党簗瀬進参院国対委員長は、「見識を欠いている」と厳しく批判、発言の撤回と謝罪を求めるとした。そうである。

早く解散し、選挙をしろ。
ほとほとあきれ果てた。もうついていけない。