幸せになるための原点 ジャーナリスト 堤未果さん
この国はどこへ行こうとしているのか 憲法よ
日本で今一番いい仕事をしていると私が思っているジャーナリスト堤未果氏が、毎日新聞(6月25日付夕刊)の特集ワイドでインタビューに答えている。
以下一部だけ引用させていただく。記者は内野雅一氏。
「家族そろってご飯を食べることです」この言葉を堤未果さんは忘れることができない。
東日本大震災の1カ月前東京都内の出身校で6年生を対象に憲法を考える特別授業をしたときのこと。「憲法は国民を幸せにするためにある、そこで、みんなの幸せとは何かを一緒に考えました」。子供たちは近くの商店街に走り、大人たちから意見を聞き、自分たちの「幸せ」をグループごとにまとめて発表した。その一つが「家族そろってご飯を・・・・」だった。
別のグループは「思ったことを自由にいえること」と結論した。「いじめられる子がいないこと」「ひとりぼっちの人がいない」「命を大事にする」子供たちが求める幸せが、こんなにもシンプルであることに驚いた。そして気づいた。「日本人の多くは、憲法が何のためにあるかを考えなくなっている。いつの間にか単に紙に書いてあるものとしてしまった。シンプルな幸せすら実現できない社会になり下がったのは、憲法を粗末にしてきたことと無縁でないのではないか。震災後『絆』の言葉に多くの日本人が心を揺さぶられたのは、人と人のぬくもりの希薄化を示している。子供たちは既にそのことを感じていたのだ」。 (以下略)
思うことは、先日の沖縄での「沖縄全戦没者追悼式」で与那国島の小学1年の安里有生君が読みあげた詩が同じ願いを訴えていることだ。
安里君は最後にこう言っている。
「これからも、ずっとへいわがつづくように、ぼくも、ぼくのできることからがんばるよ」
おそらく東京の子供たちもそう思っているに違いない。
堤未果氏著作 (私が読んだもの)「報道が教えてくれないアメリカ弱者革命」(新潮文庫
「ルポ貧困大国アメリカ」(岩波新書)
「ルポ貧困大国アメリカⅡ」(岩波新書)
この国はどこへ行こうとしているのか 憲法よ
日本で今一番いい仕事をしていると私が思っているジャーナリスト堤未果氏が、毎日新聞(6月25日付夕刊)の特集ワイドでインタビューに答えている。
以下一部だけ引用させていただく。記者は内野雅一氏。
「家族そろってご飯を食べることです」この言葉を堤未果さんは忘れることができない。
東日本大震災の1カ月前東京都内の出身校で6年生を対象に憲法を考える特別授業をしたときのこと。「憲法は国民を幸せにするためにある、そこで、みんなの幸せとは何かを一緒に考えました」。子供たちは近くの商店街に走り、大人たちから意見を聞き、自分たちの「幸せ」をグループごとにまとめて発表した。その一つが「家族そろってご飯を・・・・」だった。
別のグループは「思ったことを自由にいえること」と結論した。「いじめられる子がいないこと」「ひとりぼっちの人がいない」「命を大事にする」子供たちが求める幸せが、こんなにもシンプルであることに驚いた。そして気づいた。「日本人の多くは、憲法が何のためにあるかを考えなくなっている。いつの間にか単に紙に書いてあるものとしてしまった。シンプルな幸せすら実現できない社会になり下がったのは、憲法を粗末にしてきたことと無縁でないのではないか。震災後『絆』の言葉に多くの日本人が心を揺さぶられたのは、人と人のぬくもりの希薄化を示している。子供たちは既にそのことを感じていたのだ」。 (以下略)
思うことは、先日の沖縄での「沖縄全戦没者追悼式」で与那国島の小学1年の安里有生君が読みあげた詩が同じ願いを訴えていることだ。
安里君は最後にこう言っている。
「これからも、ずっとへいわがつづくように、ぼくも、ぼくのできることからがんばるよ」
おそらく東京の子供たちもそう思っているに違いない。
堤未果氏著作 (私が読んだもの)「報道が教えてくれないアメリカ弱者革命」(新潮文庫
「ルポ貧困大国アメリカ」(岩波新書)
「ルポ貧困大国アメリカⅡ」(岩波新書)
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