伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

心に響く演奏聞いちゃった。田人地区の敬老会。

2015年10月23日 | イベント
 市内で地域ごとに順次実施されている敬老会も、私が出席する予定は今日が最後。田人町の田人ふれあい館で、同地区の敬老会が開かれ、金婚を迎えた3組のご夫婦のみなさんと、会場に集まられた長寿のみなさんをお祝いしてきました。



 式典では、市長の祝辞に続き、来賓として市議会議員代表、そして田人地区は、同地区の伝統なのでしょう(遠野地区や勿来地区ではプログラムにない)、町を代表して区長会長さんの祝辞が続きます。

 今日は代理で副区長さんの祝辞でしたが、「戦後70周年で報道がたくさんあったが、何もない廃墟から今日の経済的反映と平和日本を築いてきたみなさんに感謝したい」とのべ、小学校の統合など地域に困難な時代を迎える一方、自然豊かな田舎暮らしを求めて43世帯52人が移住してきたと紹介し、明るい町を作るためにご指導、ご鞭撻をお願いしたいと、地域を支えてきたみなさんに感謝あふれる祝辞を送っていました。

 また、金婚を迎えた代表から答辞が返され、「美しい故郷を見守りながら、健康に留意して過ごしていきたい」とこれからも地域に貢献する決意が語られたことには、いつもながら感謝の気持ちが湧いてきます。

 式典に続きアトラクションがありますが、プログラムでは田人保育園児のよさこいソーラン節がトップにあったため、写真を撮らせていただいてから帰ろうと思っていたら、どうも様子が違う。

 大太鼓や鉄琴、木琴などが運び込まれてきます。会場で受け付けをしていたから聞くと、どうも田人小学校の1年生が、何かの大会で賞をいただき、きょう地域のお年よりのみなさんの前で披露するのだといいます。

 別の方にさらに詳しく聞くと、田人小は昨年から、いわき芸術文化交流館・アリオスで開かれる県下小中学校音楽祭いわき大会に出場しており、今年は少人数ながら銀賞に輝いたのだといいます。

 数えるとわずか7人。それぞれのパートは一人づつしかいませんから、ごまかし(もっとも小学1年生がそんなことをするとは思えませんが)もききません。



 おそらく緊張感もマックスと思いますが、はねのけて正確にきれいに音楽を聞かせてくれました。しとやかな曲は心にしみ、元気な曲は心に躍動感を与えてくれる、本当に素晴らしい演奏でした。パチパチ・・。

 31日には同小の学習発表会だとか。美しい音色を聴いてみるのも良いかも。

 入場の時に、対象となる年齢ではない私にまで敬老記念品をくださいました。昨年いただいたコースターもありがたく利用させていただいています。

 今年は「あづま袋」。説明では「日本古来の」と形容されています。私、この言葉知りませんでした。敬老会で一つ賢くなりました。



 敬老記念品は、市内の障がい者施設で製造されています。記念品の入った袋には、いわき光成園の中村奈々さんの手による笑顔のおじいさん、おばあさんの絵が添えられています。



 きっと受け取るみなさんのこころを癒してくれることでしょう。ありがとうございます。

 みんなで長寿を祝おうというその時に水をさすのが国の役割。悲しいことです。

 今週のしんぶん赤旗日曜版は、介護施設が減少していることを伝えました。今年4月の介護報酬の改定で、施設の収入が減少し、特に小規模施設に大きな影響が出ていることを伝えています。施設からは、介護事業への参入を促しながら、今になって国が切り捨てたと感じていることが証言されます。



 長寿を祝うのなら、それを支える施策をしっかり構築することこそ必要。介護などにかかわる方々は、少しでも健やかで、活き活きと老後を送って欲しいと考えて、職務を全うしていると思う。こうした施策の構築は雇用を拡大することにもつながる。

 政治を変える。このことが強く求められていると思う。

  


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