伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

一般質問

2017年12月14日 | 市議会
 今日、いわき市議会12月定例会は一般質問の最終日。2人目として一派質問に立ちました。

 東海第二発電所の20年間の運転延長を求める申請に対して、本市として廃炉を求める意見表明をすることに関する質問と、9月のいわき市長選にかかわる市長発言にして、(1)夢と公約の違い、(2)大人の対応、(3)バス利用券に関するいわき経済報の配布――について取り上げました。

 びっくりしたのは、一つ一つの答弁がやたらに長かったこと。全部とは言わないが、通告した発言が12件で、これに関する質問をぶら下げていくことにして60分の通告をしていたのですが、長々と答弁を聞かされるような場面も多々あって、最後の項目は通告した2問はできたのですが、肝心のその後にぶら下げる質問を続ける時間がなくて、尻切れトンボになってしまいました。

 ぶら下げた質問が多かったので、これから一生懸命文字起こしをしなければなりません。来週の火曜日には議会報告「ほうれんそう」の原稿を提出するためには、どうしても必要な作業です。

 文字起こしができ次第、質問をブログにアップしたいと思っています。

 今日のところは、質問冒頭の発言をアップしておきます。



 10番、日本共産党いわき市議団の伊藤浩之です。

 先の質問で卒煙というお話がありましたが、私は20数年前に卒煙ができました。やればできる。愛煙家の皆さんには卒煙を目指してがんばっていただきたい。心から応援します。

 さて、金縛りというものをご存知と思います。私は2度ほど体験したことがあります。意識はあるのに、目は開かない、体も動かない。額にフーフー息が吹きかかる。恐怖の時間が過ぎ、呪縛が解け目が開くと、開いた窓の白いレースのカーテンがふわふわと揺れていた。蒸し暑い夏という条件などが重なっていたし、額の息の正体は窓から吹き込む風、オカルト現象ではないと確信していました。

この金縛りを、石川幹人(いしかわまさと)さんの「『超常現象』を本気で科学する」という著書で分かりやすく解説していました。人間の体は、眠って夢を見ている間に動き出しては困るので、体を動かすスイッチが夢見の少し前にオフになって、夢見が終わった少し後にオンになるようになっているのだそうです。夢見の間に夢遊病のように動き出したら困るからです。このオンのタイミングが遅れて、覚醒状態にもかかわらずスイッチがオフになっている状態が金縛りだというのです。



 金縛りと夢は深い関係にあるということなのですが、この夢がノーベル賞につながる正規の大発見のきっかけになったと言われているのが、湯川秀樹博士の中間子理論です。

 湯川博士は眠る時、枕元にノートと筆記具を置いていたと言い、夢でひらめいてノートに書きとめたアイデアが、ノーベル賞受賞の理由になった中間子論につながったと伝えられています。

 夢は脳が記憶を整理する作業ですから、頭脳に蓄えた豊富な知識の断片が夢で結びついて中間子論のアイデアになったのでしょうけど、まず、ノートを用意して床に就く周到さ、ここに天才を天才と言わしめるゆえんがあるんだろうと思います。

 私もこれを知って、枕元にノートを持っていこうと時々思うんです。だけれどその行為自身を忘れてしまいます。一般質問の準備を夢中でしている時に、たまに質問をしている夢を見ます。その夢で、執行部もこれならうなるだろうといういいセリフを吐くことがあるのですが、残念ながら書きとめることもできません。朝、目覚めていいセリフだったなという記憶はあるのに、肝心のセリフは浮かんでこないなんてことが、これまで何度あったことか。やっぱり私は凡人なんだな、とつくづく思います。ま湯川博士と私を比べることに、そもそも無理があるとは思いますけど。

 おきている時に見る夢もあります。
 今年のノーベル平和賞では、唯一の被爆国日本の国民、また被爆者のみなさんが夢見てきた核兵器の廃絶に向けて、その国際的運動を進めてきた「核兵器廃絶国際キャンペーン」・ICANが受賞しました。日本政府は批准に背を向けていますが、核兵器禁止条約の各国による批准もすすんでいます。

 子どもたちのユーチューバーになりたい、研究者になりたい、スポーツ選手になりたい、パティシエになりたい、なんて子どもたちの将来の夢が新聞に載っていました。市長の「夢」については後でうかがうことにしていますので、まずは原発事故の本市への影響についてうかがっていきたいと思います。




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