伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

灯籠と月に照らされ満月祭

2014年10月11日 | イベント
 いわき遠野歳時記と題して行われる「満月祭」が、福島県立遠野高校グランウンドをメイン会場に行われました。10回目の開催となります。




 以前は入遠野小学校をメイン会場に行われていましたが、東日本大震災の年から遠野高校に会場を移し、高校生ボランティアの手を借りながら実施されています。こんなに寒かったかな、と思うほどだったのですが、例年よりほぼ1ヶ月遅れの開催と聞けばうなづけます。また台風19号が日本列島に接近し、沖縄では避難勧告が出されたというニュースもありました。幸いこちらには影響もなく、澄んだ夜空のもとでの開催となりました。

 開会式には生徒たちが登場し、同校家庭クラブが初めて出品する「菊芋マドレーヌ」と数年前から出品されるようになった遠野和紙を使ったうさぎのお面を紹介しました。「マドレーヌ」は試食をさせていただきました。程よい甘味でおいしかった上に、レシピもいただいてきました。

 さて会場を回ると、まずメインのグランドには舞台があり、灯籠が設置されています。



 一段高いサブ会場には、暗闇の中、小灯籠が展示され、こちらもなかなかの雰囲気を醸し出します。



 そして高校に隣接する葬祭場「やすらぎの杜」の駐車場では屋台が並び、うまそうな香りが漂います。ここで、先ほど紹介したうさぎの面と菊芋マドレーヌも販売されました。



 ざっとこんな感じですが、舞台では開会式に続いていわき雅楽会による雅楽の演奏、鯉沼廣行氏と金子由美子さんによる篠笛演奏、ラストに遠野町のまち青年会によるじゃんがら念仏踊りが披露されました。



 篠笛コンサートの最中に、東方の湯ノ岳山麓から月が登り始め、雰囲気を盛り上げてくれました。



 わずか3時間程ではありますが、雰囲気も、味も楽しめるイベントです。来年も実施されると思いますので、足を向けてみてください。

 写真は全部手持ちです。スローシャッターとなるのは分かっているのに三脚を用意をしたことがなく、来年は用意してでかけたいと思います。そんなわけで、手ブレがありますのでご容赦下さい。

 なお開会式では祝辞の機会をいただきました。福島県いわき地方振興局、いわき市副市長、地元の議員として2人目で4人目のあいさつ。さすがに聞く方も疲れるだろうと思って、考えていったあいさつはやめて思いっきりショートカット。こんな具合でした・・。

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 祝辞

 第10回満月祭開催おめでとうございます。

 日も暮れて会場には満月祭の良い雰囲気が出てきました。ぜひこの雰囲気を、十分お楽しみいただきたいと思います。

 また、本日の準備をされた関係者のみなさん、遠野高校ボランティアのみなさんに感謝を申し上げまして、お祝いとさせていただきます。

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 考えていったあいさつはこんな具合でした。

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幻となった祝辞

 満月祭おめでとうございます。

 台風19号が近づく中ですが、その影響が出る前、こんなに良い条件で開催できること、喜ばしい限りです。

 月は地球に大きな影響を与えます。月の引力で海水をひっぱり、潮の干満を作り出します。そして台風の高波が重なると、高潮となり、沿岸部に被害をもたらします。

 同時に今日の満月祭のように、人の心に潤いと神秘の気持ちを与え、真っ暗な夜には明るく照らし、人を助け、幸せを与えてもくれます。

 きょうの満月際、きっと月が出るでしょうから、月明かりの夜、遠野の夜をお楽しみいただき、幸福な思いをお持ち帰りいただきたい思います。

 また実行委員会のみな様、遠野高校のボランティアのみなさんに感謝を申し上げて、お祝いとさせていただきます。





 


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