伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

議会報告会で想定外の質問

2015年07月16日 | 市議会
 いわき市議会として市民のみなさんに議会で決まったことなどを報告し、合わせて市民の声や意見を聞きながら市議会から市議会からの政策提案の力としていこうという趣旨のもと、議会報告会を初めて開催し、市内13会場で実施しています。私の所属する6班は、川前公民館と四倉公民館が担当ですが、今日は午後6時30分から四倉公民館での報告会を実施しました。

 8人が参加してくださいましたが、震災後の交通量の変化に伴う道路の整備など地域要望の実現を求める意見の他、市議会の活動に関する質問も出されました。

 その一つが個人番号制(マイナンバー)の問題。経済的メリットは何なのか、個人情報漏洩の問題はないのか、という疑問です。

 もう一つが、「この2日間、大きな問題になっていますが・・」という問題です。間違いなく安保(戦争)法案の問題です。「この問題で多くの人が不安を持っているし、特に女性の不安は大きいが、市議会としては何か行動しなかったのか」という内容でした。

 “何と答えよう”

 どこの委員会にもかかわらない質問なので、班長の回答ということになりそうです。決まったことだけを報告するという報告会のルールを踏まえながら、どう答えるかに迷いがありました。結局、私ではなく別の議員が、「会派間の意見の相違で調整ができず、議会としては何もできませんでしたが、その意見はしっかり伝えたいと思います」と回答してこの質問への対応は終了。うん、その回答だろうと納得でした。

 6月定例会には、日本共産党市議団から「慎重審議」の意見書、創世会から「廃案」を求める意見書がでていましたが、各会派の意見が一致しなかったため廃案になっていました。あらためて市民のみなさんの不安を感じました。この思いをしっかり伝えていかなればならないと思います。
 


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