伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

いきもの録 V0l.20

2015年04月24日 | 生き物
 花がたくさん咲き始めた頃になると、生き物の活動も活発になります。

 カエルの鳴き声を意識したのはいつのことだったでしょう。そう4月16日のことだったと思います。遠野町のローソン前に車を止めた時、近くの田んぼからゲコゲコと盛大にカエルの鳴き声が聞こえ、「あっ、鳴いていたんだ」と頭に浮かんだことが思い起こせます。

 きょうも「ヒョロヒョロヒョロ」と鈴を転がすような鳴き声を聞いたのですが、今年初めてカエルの鳴き声を認識したその翌日にカジカガエルの鳴き声に心地良さを覚えました。

 花を眺めていると、その周りに虫の姿を見るようにもなってきました。遠野町の八潮見城の展望台まで登った時、飛び上がったチョウ・・ナミアゲハでした。アゲハが飛ぶと、タテハチョウが追い払おうと攻撃をしかけます。そのアゲハも同じく黄色い個体がもう一尾、そして白っぽい個体。アゲハ同士も縄張りを争っていました。

 地上に降りたナミアゲハはフデリンドウの蜜を吸っていました。


ナミアゲハ(4月19日撮影)

 黒っぽいチョウが飛びます。何チョウかと思っても、飛んでる姿ではよく分かりません。地上に留まるチョウがいました。調べるとミヤマセセリでした。


ミヤマセセリ(4月19日撮影)

 自宅の畑では菜の花の上をシロチョウの仲間がヒラヒラ飛んでいました。


スジグロチョウ(4月19日撮影)

 その菜の花の上に虫がいました。ナガメというカメムシの仲間。菜の花に集まるようです。


ナガメ(4月19日撮影)

 畑の方から「ケーン」といななき、バタバタバタとドラミングが聞こえました。たまに聞こえていましたが、キジが林から降りてきたようです。そっと物陰からのぞいていみると、林の際に出てきていました。


キジ(4月19日撮影)

 タンポポを見ていたらハチが蜜を吸っていました。飛び立った瞬間を撮ろう。飛んだ。その瞬間にシャッターを切りましたが、ブレちゃいました。ここは絞り優先ではなく、シャッタスピード優先にすべきでした。調べてみるとこのハチはチビドロバチというようです。


チビドロバチ(4月19日撮影)

 別のタンポポの上にはバッタ。ヒガシキリギリスの幼生だと思います。


ミヤマセセリ(4月19日撮影)

 朝散歩をするとヤマトシジミが飛び立ちました。ベニシジミも良く飛んでいます。


ヤマトシジミ(4月18日撮影)

 この虫は何だろう。ネットで甲虫の図鑑を調べました。似たような虫にアシボソハクイムシがいました。
 でもどこか違う。あらためて探してみました。特徴は細い体と後足の妙に太い太もも。「甲虫」と「太い」「モモ」で一発で検索されました。モモブトカミキリモドキですって。特徴がそのまま名前になっています。
 タンポポなど黄色い花に集まって蜜を吸う特徴があるとか。
 モモが太いのはオスで、なぜ太いかはなぞだとか。
 もうちょっとくっきり写っていてくれると良かったんですが。


モモブトカミキリモドキ(4月19日撮影)

 同じく甲虫。その動き方や姿から、何となくハンミョウくささを感じました。ハンミョウの仲間で調べるとズバリでした。


コニワハンミョウ(4月19日撮影)

 自宅のサクラの木にシジュウカラが来ていました。つがいのようです。人がいても遠くに逃げる気配がなく、そこにとどまっています。何となくさわやかな春らしい写真が取れました。


シジュウカラ(4月18日撮影)


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