伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

粘菌みっけ

2022年06月18日 | 山野草・花木
 木立には、草も、灌木も、基本的には生えていなかったので、中に入ってみた。

 このオレンジ色のものは何。初めて見る。





 よく見ると根元に白い糸のようなものがついているものがある。
 やっぱり粘菌なのだろうな。
 調べてみた。クダホコリという粘菌の1種らしい。

 このクダホコリ1日過ぎたら消えた。
 いや近づいて見ると、チョコレート色に変色していた。



 近くに白い何かもあった。粘菌に違いないが、何だろう。




 調べてみるとタマツノホコリのようだ。であれば、昨年も近くで見かけている。
 このように固まった状態の粘菌を子実体というようだが、昨年見た白い子実体はボールのような形をしていた。イメージとしてはサッカーボール。今回は、もっと大きな塊なので、同じものと思えなかった。
 あらためて調べると、やはりタマツノホコリのようだ。

 日陰の木立は涼しい。風は爽やか。うまいことに、まだ蚊も発生していないようだ。心地良い。この環境が粘菌にとっても心地良いのだろう。

 どこでだったか、博物学者の南方熊楠が粘菌を研究し、その粘菌はどこにでもあるというような解説を読んだ。以来、関心は持ちながらもなかなか機会に恵まれなかった。といっても、巡り会いの機会は、基本愛犬の散歩の時間帯しかない。

 これまでに見た粘菌もまとめておこう。
 見たいと思いながらも、見られないなという日々が過ぎていたが、出会いは突然やってきた。道端の朽ちた切り株に黄色い何かの塊を見かけたのだ。これだけ目立つものだ。あれば間違いなく目についたはず。ところが前日には見ていなかった。前日にはなかったに違いない。生を受けてから初めて認識した粘菌がこれ。

 ススホコリ。2020年6月のことだ。





 翌年7月にも見かけた。



 1度みると、次々と見つかっていくものだ。
 タマツノホコリ。2021年7月に見かけた。




 タマツノホコリが消えた後、褐色の丸いものがあった。タマツノホコリの変化したものだろうと思った。
 しかし違った。マメホコリという違う種。



 同じ月に梅の木に焦げ茶色のふさふさしたものを見かけた。
 ムラサキホコリ。




 SNSにはこれまで3種類見つけたと書いた。
 実際には5種類の粘菌を見つけたことになる。

 さて、粘菌の近くにはキノコも生えていた。






 あれ、この写真・・最後の写真をよく見ると、細長い糸のようなものが伸びている。これ、冬虫夏草じゃない。
 後で確認してみよう。


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