伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

街頭宣伝

2012年05月12日 | インポート
 入遠野中の体育祭が行われ、招待された。昨日までの厚く垂れこめた雲がなくなり、白い雲が浮かぶ青空。風が強く、日陰の肌寒さは気にかかる。しかし、競技する生徒達の元気な姿はまぶしい。「お食事の前に」という競技では、立てた野球バットに頭をつけてグルグル回った後、つるした「うまかん棒」を口にくわえる。目が回ってフラフラの姿に思わず「がんばれ」の声援が飛ぶ。ユニークな競技は笑いも絶えない。

 東日本大震災と原発事故の影響で、昨年は体育館の中で体育祭を行ったという。生徒達のエネルギーを爆発させるには、校庭の広さが必要だ。そんな思いが脳裏をよぎった。放射性物質への対応は落ち着いてきているが、油断はできない。やはり校外の活動の後、特に風の強い日は、手洗い、うがいで、できるだけ放射性物質を体内に入れないようにした方が良いだろう。

 体育祭を辞し、午後から植田町方面で街頭宣伝をした。審議入りした消費税増税法案には、①公約違反、②所得が低いほど負担が重い「逆進性」、③増税しても社会保障にお金が回らない――問題があり、被災地・住民の生活復興に逆行すると批判した。

 また、東電の新社長の会見や政府に承認された経営再建策から、東電が福島第一原発4、5号機及び福島第二原発1~4号機の再稼動に執念をもっていることが見えてきた。東電と政府を再稼動断念に追い込むよう世論を大きくするため、市民のみなさんの声で追い込み、市長にも、市議会にも、県内原発の全機廃炉の立場を表明させようと訴えた。

 女の子3人が、「そうだ」と合いの手をいれて応援してくれ、目の前で最後まで聞いていた。小学4年生だという。終了後、「テレビに出たことある」と問われ、「何かのニュースで片隅に映ったことが2回くらいあるかな」と答えた。議員はテレビに映るものと思っているようだ。有名ではなくてごめんネ。ついでに突然「20÷5は」と算数問題を出される。「んっ」と詰まったが「4」と無事答えられた。試されたようだ。

 朝刊に植物の写真が載っていた。見覚えがある。最近見つけたばかりの「トウダイグサ」だ。記事を読むと、福島県が希少種に指定しているという。保護が必要な野草だ。街頭宣伝の帰り際、どうなっているか確認した。20本程が草むらの中にある。花期が終わり枯れ始めているようだ。この希少種の情報はどうすれば良いのだろうか?
                                                        (写真は4月21日に撮影)

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