伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む元市議会議員。1960年生まれ。最近は遠野和紙に関わる話題が多し。気ままに更新中。

狩るカラス

2021年04月18日 | 
 16日に、我が家のツバメの巣が襲われて壁が壊された。その時の犯人(鳥)は、ハシブトガラスだった。最初の写真はそのカラスだ。今日も、ハシブトガラス。別人(鳥)かもしれないが、もしかして同一のハシブトガラスが、我が家の周りをえさ場にしているのかもしれない。そういえば、以前から燃やすごみの日、ちょっとしたすきに、ごみを荒らすカラスがいた。それもハシブトガラスだった。ますます、同一ガラスの疑いが強まる。

 それはさておき、カラスが加えた大きな物は、カラスの体の4分の1程度はあったんじゃないだろうか。その色合いから、ボロ雑巾が頭に浮かんだ。

 我が家の庭を通り抜け、隣の畑の向う端に止まったカラスを、望遠でのぞいた。すると、カラスが運んだ物を押さえつけ、くちばしで何物かをむしった。宙に漂うのが鳥の羽。運んだ物は、キジバトだったようだ。何かしらの手段でキジバトを手に入れ、安心できる場所に運んで食べようとしていたようだ。

 羽をむしりながらついばみ、お腹が満ちたのか、残った獲物を加えて、またどこかに飛び去った。



 このキジバトをどうやって手に入れたのだろう。どこかで死んでいたのだろうか。でも、そうそうあることではないだろう。するとどこから・・。疑問が膨らんだので、「カラス 狩り」のワードで検索してみた。

 すると驚くべき事実が記載されていた。小動物などを狩り、餌とすることもあるようなのだ。カラスは、雑食で、肉を食べる場合は死肉だろうと考えていたので、自ら積極的に獲物を狩るとは思っていなかったのだ。

 また、たまに見ることがあるが、トンビなどの猛禽類を、カラスが追いかけていることがある。だいたい猛禽類が逃げていく。カラスはケンカっ早く、猛禽類はしつこいカラス、集団になるカラスを嫌がって逃げるのだろうと考えていた。しかし、猛禽類にケンカを仕掛けるくらいだから、狩りをしてもおかしくはないと思わなかった。

 別の見方もできる。今日の獲物は、実は猛禽類が狩ったのだが、ケンカを仕掛けて放棄させ、奪い取ってきたとも考えられなくはない。そのけんかっ早さから考えると、もしかして、猫などが狩った鳥を横取りしたとも考えられる。

 その実際は分からない。いずれにしても、まんまとご馳走を手に入れたハシブトガラスはほくそ笑んだことは間違いないだろう。

 ちなみに、ここいらにはハシブトガラスとハシボソガラスと2種のカラスがいる。くちばしが太いハシブトは一般に体が一回り大きく、くちばしが細いハシボソは華奢な印象がある。そのハシブトは肉食を好み、ハシボソは木の実など菜食を好むという。

 と調べて見ると、ハシブトがツバメの巣を襲ったのも理解できる。肉を好み、自ら狩りをするのだから、そこにヒナ鳥あるいは卵があるかもしれないと思ったら、何とか手に入れようとするだろう。巣は逃げることがないのだから、親鳥の隙をつければ、労せずしてご馳走を手に入れることができるのだから。

 我が家のツバメの巣は放棄されてはいない。親鳥がやってきて巣に出入りしている。何とか、修復を成功させ、無事にヒナ鳥たちの巣立ちを迎えてほしいものだ。


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