北九州八幡から発信
八幡、やはた、やわた、はちまん
乗り鉄・肥薩線-2
<気が付けばチョッピリ鉄ちゃん-22>
人吉から「いさぶろう3号」に乗って約1時間半、
吉松に着きました。(ここは鹿児島県です。)
ここからは「はやとの風」に乗ります。
出発まで15分近くあり、一旦、駅を出ました。
駅前には「C55蒸気機関車」が、
吉松の町と鉄道との関わりを紹介する展示館もあり、
ちょっと覗いてみました。
昔は、肥薩線は鹿児島本線だった。
そして、日豊本線との分岐点(今の吉都線)で、
鹿児島、熊本、宮崎方面へ行く拠点地、
吉松は鉄道の町として、かなり栄えた町のようです。
駅に戻ると「はやとの風」がホームに入っていました。
「ホームへ移動する跨線橋(こせんきょう)から」
「いさぶろう・しんぺい」の外面が赤なら、
「はやとの風」は黒です。
内部は明るく、木の温もり?
「いさぶろう」とは、雰囲気がガラリと変わりました。
「はやとの風」の停車駅のうち、
大隅横川と嘉例川には、5分程度停車します。
∞ -*- ∞ -*- ∞ -*- ∞ -*- ∞ -*- ∞ -*-
大隅横川駅(おおすみよこがわえき)です。
駅舎は肥薩線開業時(1903年・明治36年)からのもので、
国の登録有形文化財に登録されています。
「ぽっぽ市」、私に言わせれば地域物産展即売会
毎月、第1・第3日曜日の午前10:00~午後3:00
この日は第2だったし、もう3:25だ。
昔は人も多く繁盛?したんでしょうね。今は無人駅です。
駅前です。民家もかなり並んでいます。
公園の隅には、何故かお雛様が?
1903年製の木造建築、110年以上の重みを感じませんか?
「一度は降りてみたい美しい無人駅ベスト3」の
第3位に選ばれたとか? じゃあ1位2位は何処だろう?
ゆったりとした時間の流れるホームです。
そなんホームにも激動の時代を経験しました。
ホームの柱には、太平洋戦争時に敵機の機銃掃射で、
撃ち抜かれた傷跡が残っています。
さあ!そろそろ出発しますよ~!
∞ -*- ∞ -*- ∞ -*- ∞ -*- ∞ -*- ∞ -*-
霧島温泉駅、ここは通常の停車、
お客さんの乗降者はいたのかな?
(駅舎を撮ろうとしたら動き出したので、せめてこれ!)
∞ -*- ∞ -*- ∞ -*- ∞ -*- ∞ -*- ∞ -*-
嘉例川駅(かれいがわえき)です。
大隅横川駅と同様に、肥薩線開業時(1903年・明治36年)
からのもので、国の登録有形文化財に登録されています。
若い二人のお嬢さんのパネル写真が。
若き日の、桃井かおりさんと竹下景子さんです。
これは、嘉例川駅の名物だそうです。
(平成2年2月 ここで撮影)
肥薩線で一番楽しみにしていたのが、
ここ嘉例川なんです。
嘉例川観光のキャッチフレーズが、
「嘉例川は何もありません。」らしい???
そう言うのが頭にあったから、降りたとたん、
「あぁ! 空気が美味い!」と感じました。
(単純だなあ!)
でも、駅前は普通のローカルな駅の駅前と、
そんなに変わらなかった。
駅前の広場兼駐車場には、数台の車が。
立派なメインストリートも。
小さな博物館(入らなかったが)もあって、
思ったより鄙びた寂しい所じゃなかったです。
ここは鹿児島空港に近く、JRの最寄りの駅として、
空港連絡バス(高速バス?)が停まります。
あの標識の後の建物が「かれい川小さな博物館」です。
駅前のメインストリートです。
毎年ここで、JR九州ウォーキングがあります。
駅前を離れれば、何もないのを実感できるかも。
(でも、参加する予定は無いなあ! 遠うすぎる。)
嘉例川の待合室に置いてあった手書きのパンフレットです。
これを読んで印象に残った2つを紹介します。
クリックすれば読めると思いますが、丸写しです。
昭和天皇 皇太子時の大正9年3月30日髙屋山陵に行啓
人力車40台1里の沿道に4万人がお迎えた
嘉例川から約4キロ、高屋山陵 (たかやさんりょう)は、
初代天皇・神武天皇の祖父ヒコホホデミノミコト、
別名:山幸彦が眠る陵墓です。
∞- * -∞- * -∞- * -∞- * -∞ * -∞
終戦後20年8月22日 復員軍人等53名殉職
我れ先にと列車にぶらさがり、機関車も前と後押しで登ったが、
第2山神トンネルで動けなくなり後さがりしだして
たくさんの殉職者を出した。
吉松~真幸間は7.8Km 標高差167mあります。
∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞
この後、隼人に停車して、
これにて、肥薩線の完全制覇です。
「はやとの風」は鹿児島中央まで行きます。
隼人からは日豊本線なんですが、
途中、ちょこちょこ停まる。離合待ちです。
鹿児島辺りまで単線なんですね。
この日、家を出たのが朝6時前、
人吉に10時に着いて、ウォーキングに参加して、
その後、観光列車「いさぶろう」「はやとの風」に乗り、
車内では女性乗務員さんがマイクで沿線の案内など、
停車駅ではゾロゾロ降りて、
まるで観光バスに乗ってるようでした。
鹿児島中央からも乗り鉄で、家に着いたのが20時過ぎ、
はい! 乗り鉄は疲れました~!。
∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞-*-∞
コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )