horizon doux italia de -torino-

イタリア・トリノでの日常+αを写真と共に
ほどほどほどよく発信フォトブログ。イタリア語の絵本のことも。

食 味覚の祭典 サローネ デル グスト

2008-11-14 | イベント
2年に一度、10月の末頃にトリノで開催される大規模な食の見本市、オフィシャルでは食、味覚の祭典と紹介されているサローネ デル グストに行ってきました。2002年のと比べると来場者が恐ろしく増えているように感じました。会場全体がおしくら饅頭で前に進むのがやっと。日本や海外から食のバイヤーをはじめ一般の来場客でごった返していました。

入場料は20ユーロとちょっとお高め。
コープやルフトハンザ航空の会員なら4ユーロ引き。
スローフード協会の会員なら半額だったと思います。


入場券を買う長蛇の列。列に並べないイタリア人たちの公共マナーの良さは相変わらず世界一でした。

気を取り直していざ入場。
人がうじゃうじゃいて先が見えない状態のまま人の波に飲み込まれて会場内へ。

人に埋もれながらもお宝を発見!

このイケメン君ではありませんよ。
こちらのスタンド、ドイツからの出店。蜂蜜専門のHONIGLAND。

お宝とはこの黄金に輝くボトルです。1年間あちこちで探し続けていた「蜂蜜ワイン」。試飲して気に入った「ハチミツリキュール」もお買い上げ。
ワインの前にある小瓶のやつです。
ハチミツワインの秘話はまた次回語ることにして、先に進みます。

会場ではいろんな国の料理を楽しめるレストランも用意されていました。日本、アイルランド、ノルウェー、ドイツ、カタルニア、イタリア各州が出店していました。
日本はもちろん御寿司。トリノにあるアルカディアというレストランが出店していました。手焼きおかきの試食サービスに夢中になってしまいました。温かいえびせん、美味しかった!

私たちはビール広場の近くにあったドイツのレストランで昼食をとりました。
ドイツビールとソーセージを食べてドイツに行った気分を満喫。

ドイツの生ビールって本当に美味しくて幸せでした。ソーセージもプリプリでジューシーだったし、ビネガーとオニオン風味のポテトも美味しかったなぁ。
本当はいつ行けるか分からない北欧ノルウェーのレストランでノルウェーに行った気分を味わいたかったのですが、人気があって全メニュー終了。
ドイツは文句なしだったので、ドイツで良かったかも。

こちらは生ハムコーナー。ブタの足だらけ。


こちらはピエモンテ州のヴェルチェッリ県のお米のスタンド。

米の産地であるヴェルチェッリにはモンディーネと呼ばれる田植えや稲刈りの仕事をしていたヴェネトからの出稼ぎ女性たちがいました。50年代頃の話です。

こちらはマリオ・フォンゴ氏のスタンド。

これから間違いなく日本に上陸するだろうと予想している
「リングア ディ スオチェラ」訳して「姑の舌」は
グリッシーニを平たーく長ーくしたパリパリの食感がするイタリア独特のパンです。
なぜこんな変な名前なのかというとこのパンは姑の舌のように長いから。
なぜ姑の舌は長いのか?想像できますね、姑はよく喋るからです。

最後はテッラマードレ、母なる大地と題された会場にあるスローフード協会が保護する世界で消滅危機にある食や希少な食が集められたスタンド。
その中で日本から来られていた「雲仙高菜」を保護する方たち。


地域性のある食品を守るためには、作り手と買い手の保護意識が大切なんだと思いました。地域の特産物を守ることは、日々の食生活を大切にすることに繋がると思います。「食」=「人」大事です。

イタリア、トリノに住んで分かった「食」の大切さ。
こちらの人は本当に郷土食、地域の特産物を愛しています。

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