ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

評価の罠

2017-06-12 | 雑念
僕、多分、声がデカいんだろうなぁ。

自分ではあまり分からない。
声がデカいから人の話を遮ってしまうんだろうなぁ。

本当はいっぱい人の話を聞いてあげたい。

中学1年生の男子

優等生らしい眼鏡と物怖じしない僕への言葉は自信に満ちているように見える。

しかし彼にグループワークの感想を聞くと、「グループが協力できて良かった」とか「『頑張れ!』という応援ができていて良かった」とか。自分以外の誰かを評価している。

すかさず、「君はどうだった?」と尋ねると急にきまりが悪くなる。

優等生は模範解答を先生に応えることに慣れ過ぎて自分自身を失ってしまったのか?
それともまた僕の質問を「自己採点して」と言われたと思って恥ずかしくなったのか?

そう考えると、誰かを評価することばかりが蔓延している。

YouTubeで動画を上げていると得体の知らない誰かが「BAD評価」を押してくる。

当然、教育の世界は「評価すること」で辛うじて危ういバランスを保っている。

それは若人たちのモチベーションアップにつながっているのだろう。

しかしそれが全てと思った若人がどのような異様な考え方をしてしまっているのか、評価ばかりしている大人は気づきもしないのだ。

挙句の果てには、その大人自身が周りの全てを評価し、低評価なものは吐き捨て、責め立てて、淘汰していく。

僕はその評価市場社会に嫌気がさしてドロップアウトした。

ちょうど20年前のことである。

旅をして世界を広げた。
旅人の魅力にハマった。

それでも社会と断絶された世界はまた恐ろしい闇の世界も感じて、社会に戻ることを決心した。

この異質な世界を知った自分が、ある意味「評価市場社会に戻って、どんな爪痕が残すことができるのか模索した。

今でも模索はしているが、それは僕がこの社会との摩擦で生じるスパークであると信じている。

何のしがらみも援助も受けていない僕は本当に自由に行動し、発言している。

社会に所属していながら(してないかも)ここまで自由な人も少ないだろう。

兎にも角にもその「評価」はあまりに蔓延っている。由々しき問題だと思う。

そして評価ばかりしている人は、自分自身が幸せに感じていないという事に共通している。

悲しき自分を見つめることの辛さを他人を避難することでバランスを保っているのだろう。

悲しきメビウスの輪

少しずつ心を溶かしていこう!

中学生なんだもん。

まだ柔らかい心を持っているはず。

でもそのまま大人にもなってしまう。

だから少しは僕と関わったことで感じるものがあったと信じている。


僕は僕なりの

2017-06-12 | 雑念
6/17はHAP体験会の講師

打ち合わせをして主催担当者の思いを聞くと身が引き締まる。

そして数多く登録講師がいる中、僕に講師依頼をしてくれたことに感謝した。

参加者の簡単なプロフィールとニーズを見させてもらった。

その意識の高い参加者の思いもつまっていた。

なんせ強制で参加する必要はない。
自由参加なのだから

逆に集客には苦労したとの事だが、
そんな中、わざわざ大人が集まって体験会が行われることに奇跡を感じる。

お互いが普通に知らないもの同士が、その日に集まってゴールを目指す。その時に何が起こるのか?

そしてどう感じるのか?

もしも人類が15人だったら?

という問いかけをしているかもしれない。

人が社会で生きていくのに大切なことは?

個人で生きてもいい。
寂しければ誰かに近づけばいい。
困難があれば立ち向かうか諦めるか
1人で無理なら複数で
勇気は必要か?
自分の発言は物事を前に進めるのか?
人のせい、人任せにしている自分
なぜあの人はあんなに楽しそうにしているのか?

学びや気づきのタネがそこいら中に落ちている。
チップの数、落ちている。



ナナメから人や物事を眺める僕がPAを万能だと思うはずがない。でも究極の問いを投げかける貴重なプログラムであることには変わりはない。

そしてまたこういうタイミングで、ある言葉が胸に響く。

"自分なりのPAをやればいい"

この言葉がアメリカで生まれたPAの源流の人達の思いなのだ。

だから僕はこう思える。
PAをやってて良かったなと。
誰に強制されるわけでもない。
こうあるべき!と指導されるわけでもない。
ただ同じ手法を信じて戦う同志たちと
こうでもないあーでもないと議論しアドバイスして、また食事に行って語り合う。

そんな仲間が増やすことができるなら、幸せな事である。

6/17、もう締め切りは過ぎているが若干の席(2,3席)はあるかもしれない。ギリギリねじ込んでみてほしい。一緒に語りましょう!

「チーム作りに活かす」プログラム体験会