山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

早い春と遅い春

2020年03月07日 | 日記
 職場での休憩時間に例によって散歩に出掛けると、

ついに咲き始めましたね

 道端の植え込みにクロッカスが咲いている。今年初めて見ました。3月に入ったと言っても、これだけ早いのは経験ありません。やっぱり、今年の春の訪れは、非常に早い感じ。
 いつものように、いつもの沼に辿り着く。

水に近寄りたくないカモたち

 本日も、泳いでいませんね。さすがにお昼前。今朝、氷点下の気温だったから水温も低いままなのでしょう。空気の温度が上がってきても、水の温度が上がるまでには時間がかかるからね。・・・冬と春とが交錯している感じです。
 散策しながら歩くと、いいもの見つけた!

まだ芽吹き前です

 タラの芽の枝(タラノキ)を発見! 以前見つけたのと別の場所です。これは、春の進行を確認するためのいい目印になりますね。これから暫く、観察を続けていきましょう。

これは前回、山で見つけたワラビガラ これも要観察種です


 散歩の最終盤、職場に戻り、駐車場の辺りを見回すと、

ここにも出てきました

フキノトウが出始めましたよ。見回すと、結構生えているじゃないの。

 なぜか思い浮かんだのが、「袖ひちて むすびし水のこほれるを・・・」と「・・・さわらびの 萌え出づる春に なりにけるかも」の歌。
 あくまでもマタギの感覚ですけど、現実に照らすと、この二つの歌は、同じ春を詠んでいるのに時期が全然違います。片や早春の歌で、片や晩春(?)の歌です。どちらも春の喜びをうたっているんだけどね。
 こうしてみると、同じ春でも、早い春と遅い春とがあるということに気付きます。
 現在は、フキノトウを始めとした早い春を楽しみ始めたところです。これから、何ヶ月かかかって、晩春の季節へ。タラの芽(これは仲春?)とかワラビ(こちらは晩春?)とかが顔を出し始めます。そして、季節は夏へとつながっていきます。
 夏は夏で楽しいんだけどね。できれば、この春の期間が長く続くといいな。そして、移り変わっていく春の喜びを味わい続けたいと、マタギは願っています。