山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

鬼の居ぬ間にマイタケ

2020年10月01日 | キノコ採り
 前回置いてきたマイタケが、そろそろ大きくなる頃かな。採りに行くべきなのだが少々困っている。
 というのは、せっかくの休みとなる明日は大雨の予報。しかし、ここで山行を延期してしまうと、明後日以降はボランティアや勤務の予定が動かせないので、しばらく遊びに行けなくなってしまうのだ。
 普通の採り場なら、多少の雨でも問題ないのだが、マイタケ山は雨に弱い。というか、雨で増水すると辿り着けないか帰ってこれなくなってしまうのだ。
 マイタケと自分の命を天秤にかける気はないので、無理なら撤退する。だが、欲タガリは、なんとかできないかと情報を集める。人事を尽くすのだ。・・・すると、光明が見えてきた。目的地周辺は確かに雨降りの予報なのだが、降り出すのは9時以降、それまでの時間は曇りらしいのだ。だったら、日の出からの3時間は遊べるって事だ。行きましょう!増水する前の朝仕事。鬼の居ぬ間に洗濯だ!A氏と連絡を取り同行決定。
 翌朝、暗い中、車を走らせ、車止めに着いたのが、ほぼ日の出時刻。さすがに誰もいない。身支度を調えて歩き出すが、暗すぎてキノコや山菜の状況は殆どわからない。雲が厚いのだと思う。今にも雨が降り出しそうだ。
「無理しないで採りましょう。」
「余裕があったら、プラスひと尾根ぐらいか。」
などと話しながら、目的の木に直行。この暗さだと、闇雲に探し歩いてもキノコは見つけられない。ピンポイントで探索だ。
 そうして、前回、マイタケを残してきた1本目の木へ。あれ?

新たに発生していた株(画像明るくしてます)


本当は、分かっていなけりゃ見つけられない暗さです


相棒と半分こ

 前回置いてきた株におまけがついたので、丁度よく山分けできました。
 次の木に向かいます。沢と崖を通り抜けて辿り着くと、



 木を取り囲むように小株が生えていました。
 前回よりは、ヒダが広がった「サワリ」の状態が殆どでした。これだと、罪悪感なしに採ることが出来ます。またまた山分けします。
 もう、十分満足しました。確かめたい尾根は幾つかあるのですが、増水する前に帰還することが優先です。あまり無理はしないで車に戻ることにしました。

ムシカリ?

 紅葉が少しずつ始まってきた山と別れて無事に車に戻る。
 自宅に戻るまでに、空は本降りとなり、1日中雨降りが続きました。正に絶妙のタイミングでした。
 来週以降、天候と川が落ち着いたら、また様子見に行ってみることにします。
 山の神様、それに空の神様、ありがとうございました。