山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

本末転倒の新メニュー

2021年03月02日 | 日記とレシピ
 三寒四温だったのが、二寒四温ぐらいまで季節が進み始めている。当地の根雪も、市内では、ほぼ終わったかなという感じ。
 桃の節句は目の前です。
 と言うことは、また海山遊びの季節が近づいてきたってこと。
 それならばと、保存食の棚卸しを進めているんです。
 で、本日のターゲットが「タケノコの瓶詰め」
 これを美味しく戴いて、春への夢を広げましょう。そして、台所のスペースも広げましょう。こんな思惑で調理を開始した。

  ゴボウと豚肉のそぼろ≫

 我が家の台所事情を考えると、常備菜の『ウドのドンコロ煮』がなくなったところ。それに代わる常備菜を用意したいというのが第二の思惑となる(タラコの煮物は、まだあるんだけどね)。
 で、美味しく戴けそうなレシピを探し、考えた結果、この料理(始まりは「タケノコ」だった)に辿り着いたのだ。
 それでは、始めましょうか。と思ったんだけど・・・。


 ああ、タケノコ採り場の景色が思い浮かぶ


 ああ、残り一瓶になってしまう

 「勿体ない!」
 瓶詰めを目の前にすると、この保存食を開封してしまうことに、ためらいが生じてしまう。
 「タケノコに代わる食材は、ないのか?」
タケノコを消費するために始めた料理なのに、タケノコが勿体なくなってしまっている。この辺がマタギの貧乏性だよな。

 ポクポクポクポク チ~ン

 タケノコをゴボウに代えても何とかなるんじゃない?
 そんな思いつきで食材を変更した。

 下ごしらえ・調理の部


 ・ゴボウ(50g)を銀杏切りにしてアク抜き


 ・水煮タケノコならぬ水煮ゴボウ
 ※ゴボウの味を活かしたいので、煮汁ごと待機


 ・ショウガは、みじん切りにして炒めます(ゴマ油使用)


 ・ひき肉(140gほど)も加えて、色が変わるまで炒めます


 ・ゴボウを煮汁ごと合流させて、調味料も加えます
 ※赤味噌大さじ1、砂糖小さじ1
 ・水分を飛ばしながら焦げ付かないように
 ・最後にオイスターソースを回しかけて(フライパンに1回り半ぐらい)


出来上がり


 摘まみ食いしてみると、いいじゃないの!ゴボウの香りと歯ごたえが、タケノコとはひと味違う旨さを醸し出している。
 ゴボウ君、ありがとう。これで、タケノコの瓶詰めは生き延びたぜ。

 ・・・これって、本末転倒だよね。

 ま、うまくできたんだから、いいことにしましょう。