本日もまた、本題と関係ないんだけど、オオタニサン凄い、渋野さんも凄い、佐々木さん凄すぎる!観客としては、「もったいない」、関係者としては、「仕方がない」というところでしょうか。
・・・この世界、人生のピークが何時訪れるのか、本人も含めて誰にも分からないだけに、とにかく温かい目で応援し続けるしかないと思っています。
本題に戻りましょう。
今回の山遊びでの収穫物。
左から、「フキノトウ」「アサツキ」「ワサビ」
ワサビは予定通り。フキノトウも我が家の食糧計画では必要だったので、これもいいんです。ただ、問題は、アサツキなんですね。調子に乗って採りすぎてしまったかも。
採りすぎた収穫物
アサツキという山菜、少々失礼ですが、この辺ではどこにでも生えている雑草みたいなものです。うちの近所にも、職場の散歩道にも、たくさん生えています。でもねえ、マタギ達の採り場に生えるものは、ちょっと違うんです。それは、根の深さ。
上の画像の根元の白い部分を見て下さい。かなり長いでしょう。
これは、別の年に別の場所で採ったもの
白い部分の長さが随分違います。これは、土質の違いを示していると思います。今回のものは、N川の流域、きめの細かい砂質の土地に生えたものです。
「ここのアサツキすごい!」
A氏も気付いたようだ。
T氏も言う。
「やっぱり、こごさ生えるやつは違うんだず。」
そうして、『欲タガリ仲間』は、収穫に心を燃やす。
そんでですね。燃えたマタギは、ついつい採りすぎてしまったんですよ。
帰宅して、
「採りすぎたかも。」
と言うマタギに、
「そうね、多すぎるかも。」
と応える妻。
「私はいらない。」
と冷たく言い放つ香味野菜嫌いの娘。
・・・あ~あ。やっちまった。
こんな成り行きの中、この難局をどう乗り切ろうとしたかを記録しておきます。
≪アサツキの酢味噌和え≫を中心に
下ごしらえ・調理の部
アサツキだって、天然の香味野菜みたいなものなんだから、細ネギの親戚と考えて対応することにした。まずは、
・半量を新聞紙で包んで冷蔵庫で保管することにしました
新聞紙に包んで
冷蔵庫の野菜室に保管します
※汚れ落としとか、ひげ根取りなんかを済ませた後です
残り半分を調理します(これでも多い)
・酢味噌を準備しておきました
※味噌:砂糖:酢を60:30:50gで混ぜてみました
砂糖は15gでスタート。味見した結果、倍量になりました
・よく混ぜて、味噌と砂糖が溶けてしまえばOK
・鍋の大きさに合わせて茹でるために2等分
・沸騰したお湯に入れて30秒。裏返してから、更に10秒ほど
※この時間が長いと、とろけてしまうので要注意
・すぐに掬い取って冷水で冷まします
・水気を絞って寸切りに
・葉の部分も同様に処理
・タッパーに入れて冷蔵庫で待機
・食べるときに、酢味噌をお好きなだけかけて戴きます
ああっ、美味しい!
凄く上品な春の香りと味わいが、身体に染みわたっていきます。
あらためて実感。これも、極めて贅沢な早春の山菜料理です。
繰り返しになっちゃいますが、アサツキは、どこにでも生えている山菜です。でも、その美味しさは、只者ではありません。
この美味しさを味わえる喜びに、感謝感謝です。
山の神様、里の神様、天気の神様・・・、ありがとうございます。