不徳の致すところというか、無計画な為に、我が家の冷蔵庫が、いよいよ危なくなってきた。
山の恵みは、そろそろ冬休みに入るんだけど、お歳暮っていうものが、同じ時にどっと押し寄せてくるんですね。
これは、極めてありがたいことで、感謝するべきお話なんです。
だけど、『要冷蔵』とか『要冷凍』の表示がついてたら、速攻で調理するか保存するかしかありません。
「とりあえず、賞味期限が短い奴は料理する。」
「冷凍庫、場所作ってみる。」
「んーと、これお昼に使ってみるか。ただ、戻しても、余るなあ。」
「ゴマ和えにしましょう。」
「OK!」
こんなやり取りを経て、解凍にかかることになったのが、このお方。
冷凍のコゴミです
これを使ってですね、パスタにできないかと考えました。
そうしたら、全く予想外の発見があったのです。
当初は、『山菜料理』のカテゴリーに入れる予定だったんですけど、『日記とレシピ』に変更しました。
作ったのは、コゴミとベーコンの和風パスタ。繰り返しますが、画期的です。
では、料理の経過を、
・40℃のぬるま湯でコゴミを戻します(20分+α)
・使う分だけ水気を絞って寸切り
・薄切りベーコンも短冊に切って
調味料を準備します。
鶏がらスープの素大さじ1と
醤油も大さじ1
前半戦で使うのは、これにショウガの摺り下ろしを適量。
・ベーコンとコゴミをオリーブオイルで炒めます
・3人分(300g)のパスタと調味料全部を入れて、お湯を250×3人分加えて、表示時間通り茹でます
マタギとしてはビックリなんですけど、このお湯をパスタが吸いこんで茹で上がってしまいました。
※古いフライパンだったので、焦げ付き防止のために、時々底から剥がして裏返しました
・最後にバターを適量乗せて、完全に溶けたら出来上がりです
盛り分けました
で、食べてみての感想なんだけど、
「なんすか?これ?? 今までの苦労はなんだったの???」
という感じ。
今までは、パスタと具材と調味料を馴染ませるために、いろいろ工夫してきました。
具体的には、パスタのゆで汁を丁寧に煮直して乳化させる作業です。
これが、全く要らないんです。
ゆで汁を吸い込んだパスタの表面が勝手に乳化して具材に馴染んでしまっている。
考えてみれば当たり前で、今回のやり方だと、ゆで汁の全てが、無駄になることなくパスタの中に取り込まれてしまうんですからね。
食べても、文句なく美味しい。
粉チーズやタバスコの追加は、全く不要でした。
強いて言えば、必要な方のみ塩コショウでバランスをとってもいいかなぐらいな感じ。
もう一つ、最初に炒めたコゴミとベーコンを取り出しておいて、後から合流させるのも面白いかも。
この辺は、やってみないと分かりませんね。
次回、このやり方を採ってみて、試してみようと思います。
冷凍庫のスペース作りのために始めた『山菜料理』のはずだったんだけど、思いがけず『料理法開発』になってしまいました。
ご馳走様でした!