どこに行けばよいのか分からない。
先週のマイタケ採りから1週間。マイタケ採りシーズンは、そろそろ終わりと考えた。
ここで、ミズナラの木を巡るキノコ採りに代わって、ナラタケやナメコなどのブナ帯のキノコに移行するのが普通なのだが、発生する気配がほとんどないのだ。
とりあえず、今シーズンまだ全然見ていないカラマツ林を覗いてみることにした。
本日から同行者は、いつものA氏だけでなく、向かいの住人M氏も加わる。
「3人で行くとすると、バラバラで行動して、時間になったら集合するパターンと、お互いが見える範囲で離れずに行動するパターンがあるけど、どうする?」
「バラバラは、やんだズ。一緒に歩くべ。」
久しぶりに山に入るM氏は、最近のクマ報道が気になって仕方がない様子。
「んじゃあ、みんなで鈴鳴らして、にぎやかに歩くべ。」
行動の方針は決定した。問題は、キノコの発生状況ですね。
カラマツ林をめざして急坂を上る
しかし、
見つけたキノコは、たったこれだけ
「場所替えねが?」
「賛成。で、どこに行く?」
「K川で3日前にブナカノコのツブ見つけたんだけど、行ってみない?」
「OK!」
若い頃は、採り場や釣り場の途中変更など当たり前で、しょっちゅうやっていたのだが、年を食うにつれて少なくなってきた。理由は、くたびれるから。でも、K川ぐらいなら何とかなるでしょう。再出発。
だいぶ色づき始めた木の葉
ひと夏お世話になったミズも種を落としました
前回は見かけなかったキノコが出ています
A氏が見つけたという倒木をめざして斜面を登る。
「出てるよ!」
「どれどれ?・・・おおっ!!」
倒木に『鹿の子模様』
正式な名前は、ブナハリタケ。傘の裏面が針状になっているからつけられた名前だ。これに対して、ブナカノコという俗称は、森の中で出会った時の印象がもとになっている。ブナの倒木が、真っ白いキノコによって鹿の子模様にデザインされるから、この名前がついたと思われる。
しかし、
このぐらいびっしり生えると鹿の子じゃないよね
「こっちにも出てるよ。」
「採り立てならねは。」
「こりゃあ、1年分だ。」
ひたすら採り続ける
「奥も見に行く?」
「あと、いいはあ。」
「うん。満足。」
十分だ。本日は、もう何もいりません。
山が久しぶりのM氏はワサビを少々
サワモダシも出始めていました
なんとなく
森も、秋の訪れを喜んでいる感じ
山の神様、本日もありがとうございました。
案内してくれたA氏、ありがとうね。
おかげで山遊びを十分楽しむことができました。
不作不作と言われてきたここまでの山だけど、こういう大発生に当たると、収穫そのものとともに、季節の喜びと自然の力を感じないではいられません。
改めて、山の元気を、ありがとう!
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