山形のホリデイマタギ日記

山菜とキノコと魚を採って遊ぶ年寄りの冷や水日記

山のフカヒレスープ

2021年02月12日 | キノコ料理
 昨日、冷凍庫からワサビのフスベ漬けを取り出したとき、他にもいろいろな物が保存されていることに気付いた。マタギの場合、自分で保存しておきながら、何を入れてあるか覚えてないんですよ。って言うか、収穫物の下ごしらえが終わり、冷凍庫に辿り着いた時点で完結してしまうんですね。
 採ってきた山菜やキノコが無事に冷凍庫に収まった。これで幸を分けて下さった山の神様に申し訳が立つ。あとは、何とかなるでしょう。ホッと安心した時点でマタギの記憶から消えていってしまいます。
 結果、何がいつからどのくらい残っているのか、さっぱり分からんという状態になってしまうのです。これは、半分は歳のせいでしょうかね。
 で、今回見つけた保存食の中でワサビの次に気になったのがこれです。


ムキタケです


 日記にも何度か登場している秀逸なキノコです。どんな味付けにも適応してしまうキノコ。他のキノコにない柔らかさを持ち、舌触りと喉ごしがたまらん。なぜ、このキノコかというと、寒い季節に美味しいからなんですね。いつ食べても美味しいキノコなんです。だけど、やっぱり一番は寒い時期。本格的に暖かくなる前に1パックぐらいは美味しく戴いておきたい。そんな気持ちが湧き上がってきました。
 じゃあ、どうやって食べる?

 ポクポクポクポク チ~ン
  ≪山のフカヒレスープ≫

 『山のフカヒレ』という異名を持つムキタケ。フカヒレスープの料理にムキタケを使ったらどうなるか、と言うよりも絶対に美味しくなるはず。その辺のところを試してみることにしました。
 
 下ごしらえ・調理の部
 ・レンコン1個を縦に切って細切りに(タケノコ代わり)
 ※酢水に浸して待機


既に『本格的』でないけど ご愛敬

 ・ムキタケは一口大に切り分けておく
 ・水1ℓに、上記のレンコンとムキタケを入れて軽く茹でる
 ・中華だし小さじ2と醤油小さじ1に、すり下ろしショウガ適量を加える
 ※塩で味を調える予定だったけど不要みたいなので使いませんでした
 ・卵1個を溶きほぐし、網で濾しながらスープに加え、手早く混ぜる


あんまり美しくないなあ

 急遽、ニンジン1/3本を千切りにして、800Wで1分レンチン⇒合流


見た目は少しだけ向上
 
 ・ある程度温度が下がったら水溶き片栗粉を回しかけます
 ※ダマ防止に有効
 ・盛りつけの前に、混ぜながら再沸騰させる
 ※再沸騰させることでとろみが出ます。そして、ムキタケがアツアツに


さあ、できましたよ!

 予想通りに美味しく出来上がりました。『山のフカヒレ』の看板に偽りなし。美味しく戴くことができました。家族も大喜びで食べています。
 よかったよかった。でも、
 また気になる食材が見つかったんです。どうしようか。
 続きは、また。

 To be continued!


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