新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

花野かな

2008年09月16日 08時21分26秒 | 写真俳句・エッセー

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今生の出口入り口花野かな

 

 雨があがった。喜び勇んで花野へ。

 わずかに風があった。花を揺らす程度のものだった。

 キバナコスモスが真っ盛り。そのほかの花々も、機嫌良く咲いている。

 遠くの山並みの上に、秋の雲が浮いていた。

 遠くから、法師蝉の鳴き声。

 いい日和だ。

 こんないっとき、コップ酒をチビリとやれれば、もう言うことはないのだが……。

 木陰のベンチに横たわって空を眺めた。

 安心と豊かさを感じることができた。まるで極楽だな。

  今生の出口入り口花野かな    鵯 一平

  花野とは、秋の草花が咲き乱れている野原のことで、秋の季語。

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コメント (17)
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