草の実の取り付く当てのなかりけり ひよどり 一平
(くさのみのとりつくあてのなかりけり)
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悪童どもが通ってくれれば、ズボンにでも取り付くことが出来る。
誰も通らなければ、じっと誰かを待つか、強風を待つしかない。
草の実はひたすら待っている。
私は草の実には触れず、その姿をレンズに収めただけで引き上げた。
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新型コロナはまだまだ活発だ。
感染者数の日々の変化を見ても、殲滅に向かって動いている気配はない。私たちの周囲には、新型コロナはまだまだ活動し続けている。
だから、実感として、新型コロナ後の社会を想像できない。
多くのものが失われ、多くのものが得られる新しい社会が現出するに違いない。
テレワーク、ソーシャルデイスタンス、リモート授業などが定着した後の社会は、果たしてどのような姿なのだろうか。
新しい覚悟が必要な気がする。
自分の体調の行方について、重大な関心を持つべきは当然のこと。