新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

泡立ち草

2020年10月23日 14時03分20秒 | 写真と俳句

   ことごとく世を忌みにけり泡立草     ひよどり 一平

  (ことごとくよをいみにけりあわだちそう)

   ・・・・・・・

 背高泡立草はアメリカ原産の帰化植物なのだとか。

 明治末期頃、園芸種として日本に入ってきたのだそうな。明治時代にこんな不躾な植物を愛でる人がいたとは驚きだ。

 私がよく訪れる池では、今、かなり繁茂していてとても邪魔だ。

 ちょっと待てよ。なぜ邪魔なのだろうか。

 この黄色い穂が薄や葦と同じような枯れ色だったら、私はそれなりに喜んで、懸命に撮影に励むかもしれぬ。

 枯れ色であるべき池や沼の岸辺で、ひとり泡立草が穂の黄色を誇っているから、私の機嫌が悪くなったのだ。

 そんなことを考えながら、乏しい成果のまま、岸辺を彷徨って帰ってきた。

 私にとっては邪魔な背高泡立草だったが、泡立草にとって私は、根方を踏み荒らす邪魔な老人だったかもしれない。

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 今朝は雨。

 気分が乗らないので、外出予定を変更し家に籠った。

 小人閑居して不善を為す。なにもせずにぼんやり過ごした。 

 

 

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コメント (4)
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