穭田や鉄塔遠く佇立せり ひよどり 一平
(ひつじだやてっとうとおくちょりつせり)
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暖かかったので、車を使って足を延ばした。
「へのねのもへじ」の稲田が、すっかり刈り取られていた。
遠くに二基の鉄塔が見えた。刈り取られる前、稲穂に関心が集中していたためか、鉄塔には気付かなかった。
人間の眼なんて、まったくいい加減なものだ。
今見る鉄塔には力強さが感じられない。おずおずと佇んでいる。
もっともこの感懐は、私の心を反射しているだけかもしれない。
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午後5時30分。
先ほどまでは大きな塊の雲が覆っていた。
今はその雲が払われた。中空には三日月がかかっている。穏やかな中秋の夕べ。
今日のところ、ブログはこの辺りでアップする。
元気だったらまた明日。